無理なくお金が貯まる人の「ものの選び方」。ストイックな節約生活をやめて変えたこと
物価上昇や光熱費高騰は悩ましいけれど、無理な節約はしたくない! そんなESSE読者の声をもとに、普段の暮らしや、やりくり術を見直しただけでゆとりが出た“お金に愛される人”を取材しました。がんばらずにできる方法で、強い家計をつくる秘訣が満載です。今回は、家事と暮らしの研究家・中山あいこさんの「コスパ・タイパでものを選ぶ」編です。
<愛され見直し>“1円でも安く”をやめ、コスパ・タイパでものを選ぶ
かつては、ストイックな節約生活を送っていたという中山さんが、「多少高くても長く使えばコスパは悪くない」と気づいてから実践している、ものの選び方を教えてもらいました。
●プラスチックケースを手放し一点物のリメイクタンスに
押し入れは収納兼長女の机。古道具屋で購入した水屋箪笥を棚として活用しています。
「使っていて“味”になるものが好きです。プラスチックケースの“劣化”とは違いますよね」
●なにげなくもっているものを変えてみる
「お金に少し余裕ができてきて、長く使えるもの、多用途なものを選ぶようになりました」と中山さん。こだわった分、愛情もひとしお。
長い傘→折りたたみ傘へ
すぐなくしていた長い傘をやめて折りたたみ傘にしてから、出費減。
ティッシュペーパー→ハンカチへSDGsの観点から、使い捨てティッシュはハンカチに見直し。
100均の鍋→こだわりの鍋へ
100円の鍋に1年で穴があき、コスパ重視でこだわりの鍋に買い替え。
プチプラ大量買い→お気に入りを厳選
服はプチプラを最小限。メルカリ購入のエルメスのストールで格上げ。
●便利家電は家政婦さんの代わり。効率重視で出費も検討
お皿洗いや掃除は家電におまかせ。
「安い買い物ではないけど、家事を時給計算してみると家電の方が断然コスパがいいんです。しかも、私ががんばるより仕上がりがきれい(笑)」