忙しかったり、疲れがたまりやすい40代50代。「毎日の料理は上手に手を抜いて家族が喜ぶ食卓にしませんか」と提案してくれたのは、アラフィフ夫婦ふたり暮らしのミニマリスト・本多めぐさん。「手間抜き」アイデアを3つ教えてくれました。

アラフィフ夫婦ふたり暮らしの料理「手間抜き」アイデア3つ

アラフィフ夫婦ふたり暮らしのわが家。若い頃は料理をがんばっていたのですが、だんだん手のかかる料理はつくらなくなりました。

【写真】レンチンでつくれる「キャベツの豚ひき肉の重ね煮」

また、年齢を重ねて食べる量も減ったのもあり、市販の総菜を取り入れるなどして手間を省くようにもなりました。今日は上手に料理の手を抜くテクを3つ紹介します。

 

●1:サラダのトッピングの部分は市販品に頼る

毎日のように食卓に乗るサラダ。自分で野菜を盛り合わせると、ついワンパターンになりがちですよね。
そこで、目先を変えるために、市販のサラダを少しだけトッピングに使っています。

使うサラダは、ゴボウサラダ、マカロニサラダ、豆サラダなど、一からつくると手間がかかって大変なもの。お陰で手間的にラクができます。
サラダの基本となるレタス、キャベツなどは切って下に敷き、上に市販のサラダを乗せて完成です。

下に基本のサラダを敷いているので、市販のサラダは半人前でOK。わが家はふたり暮らしなので、夫と分け合います。市販のサラダをそのまま食べると一度に全部食べきってしまうので、上に乗せる方が経済的でカロリーも高くなりません。家にあるトマトやキュウリなどを添えて彩りを添えてもよいですね。

 

●2:小さなおかずを購入して、手づくりをやめる

一からつくると手間のかかるお総菜ってありますよね。たとえば、うの花の煮物、キンピラゴボウ、根菜の煮物などです。こういったものは少量つくろうと思っても、そもそもの材料を買う時点でふたり暮らしには使いきるのが難しく、またたくさんつくっても飽きてしまいがち。

常備菜をつくりすぎてもて余し、だんだん「食べきるのが仕事」になってしまい、ありがたさが薄れることを繰り返していました。

なので、思いきって市販品を購入することにしました。市販の総菜は1回ごとに食べきれる量が手に入ります。買っても100円ちょっとで高くありません。

大家族でたくさん食べるなら市販品は割高ですが、50代夫婦は少量でたりるので、この量が無駄なく経済的、最後までおいしく食べられます。

●3:フライパンひとつだけの料理、レンチン料理でラクをする

とにかく簡単な、フライパンひとつで完成する料理や、レンチンですべて終わるようなレシピをもっておくと料理はラクになります。

フライパン料理は、メインの料理+つけ合わせも一緒につくるレシピがおすすめ。私はハンバーグと一緒につけ合わせのニンジンも加熱します。また、鶏肉のソテーと一緒に冷凍インゲンを焼くことも。

フライパンひとつで完了する料理は洗い物も少なくてすみます。これにサラダとスープを添えれば完成です。

また、電子レンジ料理については、ナスと豚バラをレンチンしてポン酢をかけたり、キャベツとひき肉の重ね煮など、いくつかレシピを覚えておくと忙しいときにも助かります。

 

●50代からは上手に手を抜いて家族が喜ぶ食卓に

たくさん食べるときは「すべて手づくり」が節約になりましたが、年をとって少食になった今、買ったほうが安上がりなことも。コンビニでもおいしく手頃な総菜が増えましたよね。また、ESSEonlineをはじめネットでも簡単に手抜きレシピが見つかります。

50代からは昔のやり方にこだわらず、今の暮らしに合う日々の料理づくりの方法に変えていってみませんか。手間を省くことで、かえって家族が喜ぶこともあります。
ついがんばってしまう世代の皆さんに、ヒントになれば幸いです。