老いを感じるほど年をとってはいないけれど、若い頃との違いが身にしみる40代。「マルサイの惑いっぱなし40代」では、現在44歳、3人の息子と夫と暮らすイラストレーターのマルサイさんが、美容やファッションを始めとした40代の悩みに、七転八倒しながら向き合っていきます。年齢を重ねるごとに落ちてしまう代謝。マルサイさんも、コロナ禍で体重が増えてしまったそうで…。

40代、コロナ禍で一気に体重増。その気になればすぐやせると思っていたけれど…

人生の先輩方が、「40代になると代謝が落ちてやせにくくなるよ」と言うのをよく耳にしていましたが、本当にそのとおりで、40代になったら代謝が落ちてやせにくくなりました。ガーン。

そのことを実感したのは41歳のとき、コロナ禍で自粛の日々が続いた3年前です。あの頃はどこにも行けず食べることだけが唯一の楽しみで、たった数か月の間に一気に体重が増えてしまいました。

お腹周りに浮き輪状の贅肉がつくわ、顔がむくんでひと回りでっかくなるわ、歩くたびに二の腕がプルプル揺れるわ、背中も尻も長方形だわで、もう大変な仕上がり具合。びっくりするくらい急速に体型が崩れたのでした。

その気になればすぐやせるだろうと思っていたのに、その気になってもちっともやせない!

おかしい。今までだったら食事制限だけでスルっと体重が落ちていたのに。これがうわさの代謝が落ちてやせにくくなるってやつか?

それならば無駄な抵抗はやめて、40代はこういうものだと受け入れてしまおうか。でも受け入れたら最後、お腹周りの贅肉も愛すべき自分の一部とか言って、死ぬまでこの体型のままだろう。

一回くらい自分の腹筋見てから死にたい。

よし。ここはひとつ人生最後のダイエットだと思って、大嫌いな有酸素運動に挑戦してみるか!

●ランニングに目覚めた結果…!?

というわけでウォーキングを始めたのが3年前の9月、そこからランニングに目覚めて、かれこれ3年ほどランニング習慣が続いています。

ランニングが習慣になったら、代謝は上がるし体は締まるし、肌はキレイになるし体力つくし、姿勢がよくなるしむくみ知らずだし自己肯定感爆上がりだし…etc。

40代の悩みはランニングですべて解決できちゃうんじゃない? ってくらいいいことづくしなんですよ。本当に。

ウォーキングに毛が生えた程度の速度で走って、疲れたら歩く。そんでまた走る。音楽やラジオを聴きながらでもいいし、途中のコンビニやカフェで休憩してもいい。

ランニングというと身構えてしまうけど、お散歩をするような感覚で走ってみると意外と楽しいんです。運動と気分転換を兼ねたお散歩ランは、40代からの趣味にピッタリだと思うんですよね〜。

どうですみなさん! 涼しくなってきたことだし、今週末あたりちょろっとお散歩ランにくり出してみませんか? そして私とラン友になりましょう!!