「『フォートナイト』の世界観においても、ストーリー全般においても、ドナルドは重要な役を担っていた」と、「フォートナイトクリエイティブ(Fortnite Creative)」スタジオ、ビヨンドクリエイティブ(Beyond Creative)のCEOキャスパー・ウェバー氏は話す。「それだけに、エピックのジャーニーに彼がもう関わっていないのは……少々残念ではある」。エピックゲームズの新チーフクリエイティブオフィサーは、そんな前任者の後任として重責を担う――わけだが、それに相応しい人物像を同社はチャーリー・ウェン氏の中に見出したのだろう。IPのビデオゲームや他メディア内外への翻訳は、ウェン氏のキャリアにおける主目的の一つだからだ。ソニー(Sony)時代、ウェン氏はビデオゲームそしていまやテレビドラマでもある「ゴッド・オブ・ウォー(God Of War)」のキャラクター、クレイトスをデザインした。マーベル・スタジオ(Marvel Studios)では、『アベンジャーズ(The Avengers)』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(Guardians of the Galaxy)』といった映画のキャラクターおよび世界観をデザインした。そしてライアットゲームズ(Riot Games)では、「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」から派生したストリーミングシリーズ『アーケイン(Arcane)』の成功後、自社IPのアダプテーション準備に助力した。エピックゲームズの広報は、チャーリー・ウェン氏の雇用は認めたが、ウェン氏への取材も、氏からのコメント依頼についても、受けられないとした。
Excited to share that I embarked on a new adventure as Chief Creative Officer (CCO) of Epic Games.
メタバース内での陣地構築を狙うエピックゲームズにとって、ウェン氏の雇用は間違いなく、ビデオゲームのキャラクターを変容し、クリエーター、ユーザー、ブランドが物理世界と同様に混合できる本格的ソーシャルプラットフォームにする、という同社の使命に合致している。「彼が創ろうとしているものは、確実に社会の向上に繋がる」とクサヤナギ氏は話す。「それはゲーミングやストーリー、ファンタジー云々だけの話ではない――この先、人々が手にする実際のエクスペリエンスであり、それはきっと、人々の世界に対する見方を良い方に変えてくれるはず」。[原文:Epic Games’ new chief creative is an intellectual property expert - here’s why that matters]Alexander Lee(翻訳:SI Japan、編集:分島翔平)