東京駅や有名財閥企業が軒並み連ねる東京の中心地、丸の内。洗練されたビジネス街として知られていますが、その街並みの美しさから、観光やデートスポットとしても人気です。

そんな丸の内を代表する大型商業施設・新丸の内ビルディングに2023年7月28日、フランスのラグジュアリースイーツブランド『ルノートル東京』がオープン。注目は、隣接の厨房で焼き上げたお菓子の数々。フランスの美食家に愛される『ルノートル東京』の魅力をお伝えします。

『ルノートル』とは?何がそんなに凄いのか

フランス最高峰のメゾンのひとつとして知られる『LENÔTRE〈ルノートル〉』。1957年にパリの一角でガストン・ルノートル氏がオープンして以来、フランス菓子に革新的な変化をもたらすブランドとして認知されるようになりました。

創業者のガストン・ルノートル氏はその卓越した才能から、ピエール・エルメ氏など数々の名パティシエの師匠としても活躍。現代フランス菓子の基礎を作ってきたことから、“フランス菓子界の父”として知られています。

そんな『LENÔTRE〈ルノートル〉』は飲食業界にも圧倒的な影響を与え、フランスではお菓子だけでなくヴィエノワズリー(パン)やワイン、お総菜、ケータリングも行う食の総合ブランドとして知られています。日本では、スイーツ部門が2019年に再上陸。そして、今年2023年7月に旗艦店として丸の内・新丸ビルに路面店をオープンしました。

本店パリの空間を『ルノートル東京』で

『ルノートル東京』のインテリアを手掛けたのは、フランス・パリの店舗と同じデザイン事務所。店の奥にはイートインスペースが4席と、屋外に共有のテラス席があります。

そして、『ルノートル東京』の最たる特徴は焼きたて菓子を食べられること。店舗内のキッチンはガラス張りで、お菓子を製造する様子を見ることができます。店に広がるバターの芳醇な香り。オープンセレモニーでは、その美味しそうな香りに足を止めるひとが続出していました。

300円で堪能できる本場の味。焼き立てのフィナンシェ2種

フランスのメゾンらしくラグジュアリーな印象ですが、気軽に焼き立ての味を楽しめるのが『ルノートル東京』の魅力。フィナンシェは今後、丸の内・新丸ビル店ならではの看板商品となることうけあいです。

「〈焼き立て〉フィナンシェ ナチュール」(291円)は、生地にアーモンドとヘーゼルナッツプードルを独自の配合で練り込み、焼き上げているそう。全ての素材は最高級品で、フィナンシェの在り方を覆すほど奥深い香りと食感。サクっとした外側とバターのジューシーな味わいは、焼き立てならでは。

「〈焼き立て〉フィナンシェ シトロンジャンジャンブル」(324円)は、爽やかなレモンに、ショウガの香りが広がるフィナンシェ。噛むと最初にレモンの酸味がほのかに感じられ、その後ショウガならではの複雑でスパイシーな味わいが後を引きます。

グルマンディーズ(美食家)がハマる。大きなソフトクッキー(486円)

身近な贅沢を楽しんで欲しいという思いから生まれた新商品「ルノートルクッキー ショコラ・オ・レ&ノワゼット」(486円)。

手のひらをゆうに超える大きさで、ケーキを食べたときのような食べ応えと満足感があります。しっとりとしたソフトクッキーに仕上げた「ルノートルクッキー ショコラ・オ・レ&ノワゼット」の生地には、ヘーゼルナッツがごろごろ。

さらに、焼き立ては表面のキャラメルがとろりと溶けて、濃厚なソースのよう。『ルノートル』のチョコレートを使用したコクのある味わいは、別格の美味しさです。

定番商品の取り揃えも完璧。自分へのご褒美や大切な人へのお土産にも

『ルノートル東京』ならではの商品以外に、1度は食べたい定番商品も充実した品揃え。『ルノートル』のスペシャリテとしてファンが愛する「フイユ・ドトンヌ」(864円)は、薔薇やカーネーションのように華やかなチョコレートの細工が特徴。芳醇なムースショコラノワールと滑らかな口当たりで、人々を魅了し続けています。

他にも、ショーケースに並べられた10種類以上のボンボンショコラの詰め合わせにも注目。季節によって変わるフレーバーや日本限定のものまで、何度行っても飽きの来ないラインナップです。

About Shop
店名ルノートル東京
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 1F営業時間
営業時間:11:00~21:00(日祝は~20:00)
定休日:新丸の内ビルディングに準ずる

園果わたげ

ウフ。編集スタッフ

ufu.の新米編集者。メンズカルチャー誌でアシスタントを経験後ufu.に転身。 特技は甘いものを食べ続けること。最近は美術館内レストランの限定コラボスイーツにハマっている。