声優の安元洋貴と白石晴香がパーソナリティ！週替わりで登場するゲストとのトーク！
リスナーのみなさんからのリクエストを中心に集計したアニメ、ゲーム、声優、特撮に関するナンバーのオリジナルチャートを発表していく1時間のミュージックプログラム、
「A＆Gメディアステーション FUN MORE TUNE」！
9月16日のゲストは水瀬いのりさん！
ニューシングル『スクラップアート』について伺いました。

『スクラップアート』はTVアニメ「デッドマウント・デスプレイ」第2クールオープニングテーマです。「実はご指名で書いて頂いたんです。胗舘周平さんが作る音楽をいつも楽しみにしていて、アニメのタイアップでお願いするのは初めてでした。どんな作品が届くのかを楽しみにしていたんですけど、最初に聞いたときは“どうなってるの？どこがどうなって、今はどこ？”みたいな。翻弄されるところがまさにアニメとリンクしていて。でも聞いていくと目が慣れてきたじゃないですけど、ここが居場所だと思えるぐらい落ち着く場所に変わるっていうのが、最初は違和感から入るデッドマウント・デスプレイのキャラクターたちシンクロしていて、さすがだなあと思いながら歌いました」

『スクラップアート』というタイトルにはどんな印象を持ったのでしょうか？「つぎはぎとか全く別のパーツが集まってひとつの作品になるっていうのが、みんな同じじゃなくていいし、みんながキレイじゃなくてもアートになるというのが凄く救われるなと思って。やさしさと強さを感じた印象ですね」

『スクラップアート』は第1クールエンディングテーマ『アイオライト』とのつながりもあるそうです。「今回、“アイを識る”というフレーズが『スクラップアート』の歌詞に出てくるんですけど、愛がカタカナになっています。『アイオライト』をすべてカタカナで書いていたので、“愛を照らす、愛を探す”ところから、孤独だった人物が“愛を知る”ことができたっていう、2曲かけて、ずっと道のりを歩んできて、やっと見つけた、これが愛なんだっていうのを『スクラップアート』で回収する。作家さんから“カタカナにしてもいいですか？”という提案だったので“もう天才！私が考えたことにしようかな”って思っちゃいました」

『スクラップアート』のCDに封入されている初めての試みについても伺いました。「謎解きシートというのを入れておりまして、カップリングも含めて全3曲を聞いて、読み込んで頂くと解ける謎になっていて、解けた先には『スクラップアート』のMVのメイキング映像が見られるんです。ご褒美になっているかわかりませんが、是非とも挑戦して欲しいです」

MVの裏話も教えてくれました。「結構サイバーっぽさみたいなものもあったり、私のMVで初めてかなと思うぐらいCGをたくさん使って頂いたりして。グリーンバックのエレベーターの中でも撮影しました。実際にエレベーターを上下させながら、リップシンクをとったりしてて、21階から地下1階までの間に１サビを歌い終わりましょうみたいな。朝からで、知らないおじさん（カメラマン）と2人でエレベーターを上下しました（笑）。2人で“いい画撮れてるかな～”と言い合いながら上がったり下がったり。凄くかっこいい映像が撮れました！」

カップリングの『くらりのうた』は水瀬さんが作詞をされています。「『スクラップアート』でお届けしたバキバキな感じから一転、本当に海の中をたゆたうような浮遊感あふれる一曲になっています。一緒にアーティスト活動を共にしているキャラクターとしてクラゲのくらりちゃんという女の子がいて、“たくさんの人に愛されてるから曲にしない？”と言われたんです。歌詞を書いたんですけど、思いのほか楽しくて、キャラソンみたいな感じで書けちゃったのが新しい感覚で。”くらりだったら多少毒づいてもかわいいよな、丸くなりそう”みたいなことから、ちょっと大胆な表現、普段だったら言えないようなことを、くらりのお面を借りて書けた感じです」

今回のメールテーマ「ついあ～とまわしにしちゃうこと」は、スマホの機種変更という水瀬いのりさん。ニューシングル『スクラップアート』は水瀬いのりさんにとってどんな作品になったのでしょうか？
「本当にバラバラであってまとまりがなくても、こんな風に輝いてアートになれるということを改めて知ることができたので、これからも自分らしいアートな日々を過ごしたいと思える1曲になりました」