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2023年下半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡



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今週のおひつじ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ


ふるきをたずねて


今週のおひつじ座は、みずからに息づいている系譜の力に思いを馳せていこうとするような星回り。

『銀漢や研師佐助は父の祖父』(清水青風)という句のごとし。私たちはみな先祖から遺された魂の糸を受け取り、その陰や影らとも絡み合っていきます。

ちょうど作者が掲句を通して為さんとしたように、先祖から継承したものを認識することで、私たちはみずからの人生をトランスパーソナルな領域に参画させると同時に、自身のうちに脈打っている系譜の力と可能性に気づくようになるのです。

あなたもまた、自身に宿る一徹の魂に思い当たっていくはず。

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今週のおうし座の運勢

illustration by ニシイズミユカ


この先の人生の見立てを得るために


今週のおうし座は、古い自分が死んで、精神的に生まれ直していくための環境を整えていこうとするような星回り。

昨年、NHKで『にっぽん百低山』という番組がスタートした。これは奥深い高山から身近な低山へという昨今の山歩きのトレンドを反映したものでもありますが、この低山歩きへの回帰現象には、単なるトレンドを超えた本質的な意味あいが含まれていることに気付きます。

というのも、純粋に山に登ることを目的として「登山」を始めたのは中世の山伏たちでしたが、彼らが登ったのも「低山」だったのです。彼らは、自分たちの修業場を平地と山深くのあいだにある「端山(はやま)」に設け、自分を覆っている殻をやぶって「二度目の誕生」を目指す修業にはげみました。

あなたもまた、生と死の中間を歩いていく感覚を研ぎ澄ませていくべし。

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今週のふたご座の運勢

illustration by ニシイズミユカ


土がつく


今週のふたご座は、行き着くべきところに行き着いていこうとするような星回り。

『負くまじき角力を寝ものがたりかな』(与謝蕪村)という句のごとし。悔しさだとか、情けなさ、現実の受け入れがたさだとかが心の中で暴れていて、ぶつくさ言っているんだけれど、それが「いやー、あんたは上手かったよ」とか「あんたの勝ちだと私は思っているよ」という一言でサッと救われる。

逆に、いくら時間が経ったとしても、一方的な言い募りや独り言で終わっているうちは人は決して救われないし、現実を受け入れることもできないんですね。

あなたもまた、できるだけ自然なかたちで欲しい相手からの慰めや呼応の言葉を引き出していくことがテーマとなっていくでしょう。

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今週のかに座の運勢

illustration by ニシイズミユカ


酔狂の再燃


今週のかに座は、内なる野性をみずからの顔つきや表情を通して、呼び出していこうとするような星回り。

解剖学者の三木成夫は『胎児の世界』のなかで、「胎児は、受胎の日から指折り数えて三十日を過ぎてから僅か一週間で、あの一億年を費やした脊椎動物の上陸誌を夢のごとく再現する」のだ、と熱っぽく述べます。

魚類から両生類ないし爬虫類、そして哺乳類へ。胎児の顔貌にただようものとは、ヒトにいたるまでの進化をなぞった様々な生物たちのおもかげであり、この期間にあらわれるほとんど名状しがたい胎児の顔かたちの変化について、三木は「読者は、どうかこの迫真の無言劇を目をそらさないでご覧になってほしい」と書いています。

あなたもまた、ヒトとしての顔つきの深層に沈んでいる魚類や両性類、爬虫類や哺乳類のおもかげがおのずと浮上していきやすいでしょう。

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今週のしし座の運勢

illustration by ニシイズミユカ


気持ちよく、ゆらいでいく


今週のしし座は、自分のことなんかよりももっと大事なことがそこにあるのだと、実感していくような星回り。

『吾妻(あずま)かの三日月ほどの吾子(あこ)胎(やど)すか』(中村草田男)という句のごとし。

「吾子を胎すか」という言い方からうかがうに、月が少しずつ膨らんでいくことに対して、自分が自分がたまたま居合わせることしかできないのと同様、子をさずかるという神秘に対しても、ただそれを受け入れること、祝うこと、寄り添うことしかできないのだ、と作者はここで自分に言い聞かせているのかも知れません。

あなたもまた、「我」の世界であるとか、みずからの想定の範囲を超えたところで起こりつつある出来事にただただ寄り添っていくべし。

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今週のおとめ座の運勢


illustration by ニシイズミユカ


魂つくりとしてのふれあい


今週のおとめ座は、「手を通して見出される私がある」という感覚を研ぎ澄ませていこうとするような星回り。

進化史上、手はその機能的発達が脳の発達に伴わなければ、ヒトがヒトになりえかったほど重要な役割を果たしてきましたが、ChatGPTの登場によって、いま私たちは歴史的に「労働する手」「制作する手」として語られてきた「手」について、どのように豊かに、そして固有に語り直すことができるかという問題に直面しつつあります。

精神医学者の中井久夫は、『人間の手の物語』への書評のなかで、「では、なぜ精神医学は手相にほとんど関心を示さないのだろう。思うに精神科医は、あまりに多くのことがたちどころにわかるものには幾分懐疑的なのである。」(『私の「本の世界」』)と自問自答してみせました。

あなたもまた、今だからこそ可能な自分なりの新たなる手の物語を紡ぎ出してみるべし。

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今週のてんびん座の運勢

illustration by ニシイズミユカ


わたしの複数性について


今週のてんびん座は、みずからに生の実感をもたらしてくれるものに貪欲になっていくような星回り。

『曼殊沙華女には紐あまたあり』(三好潤子)という句のごとし。

ここには欲に突き動かされ、どうしたってそれに振り回されて生きざるを得ない「昂ぶる自分」だけでなく、それを見つめているもう一人の「醒めた自分」がいる。あまたの紐を見つめるそのまなざしは、醒めていれば醒めているほどに淋しく、悲しい光を帯びていく。

あなたもまた、そんな繰り返しの起点となるもう一人の自分のまなざしがひと際光を増していくはず。

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今週のさそり座の運勢

illustration by ニシイズミユカ


プライドの固まりを溶かす


今週のさそり座は、身体を通してプライドのねじれやこじれをただしていこうとするような星回り。

時としてプライドが変な仕方でこじれてしまうのはなぜか。その要因の一つに、<わたし>すなわち、「わたしが、いま、ここでなにかを知覚している」という出来事を、わたしたちがついつい「もの」として捉えてしまうことが考えられるのではないでしょうか。

つまり、近代科学が金科玉条としてきた「対象を客観的に見ることができる」と言うときの対象物こそが「もの」であり、そこでは主観と客観が明確に分かれていて、「人間と自然」とか、「私とあなた」、「自分事と他人事」などの構図が生まれてくる訳です。

なたもまた、みずからをある漠然とした「場」として意識してみるといいでしょう。

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今週のいて座の運勢

illustration by ニシイズミユカ


日常をひっくり返す


今週のいて座は、自身の日常をひっくり返してくれるような異質なるものと出会う、<交通>に開かれていくような星回り。

『風立ちて月光の坂ひらひらす』(大野林火)という句のごとし。

掲句では秋のさえざえとした月光の下、坂が風に「ひらひらす」るのだと言うのです。あまりに非現実的な光景ではありますが、同時にどことなく可笑しさも含んでいて、月の光が作者に垣間見させた不可思議なアナザーワールドという感じもします。

あなたもまた、そうした境界領域へと積極的に足を延ばしてみるといいでしょう。

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今週のやぎ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ


歴史性を取り込んでいく


今週のやぎ座は、みずから穢れを負って、「縁の下の力持ち」であらんとしていくような星回り。

「主として『死』を穢れとする観念、不治の病を持った人を忌避する観念によって具現化」されたことで、室町時代に賤視される職人が増えたのだそう。たとえば寺社の造営や橋や道路などの社会事業などは、確かな技術をもった職人や芸人たちの力を多数集結しなければ不可能であり、彼らは賤視と隣りあわせの非農業民でありつつも、「聖なる仕事」に従事する異形異類の「鬼」であり、恐れられつつもありがたい存在でもあった訳です。

社会において「穢れ」への忌避が強まれば、結局誰かがその穢れを負いつつ、見えないところで社会を支えなければなりません。

あなたもまた、どちらかというと桃太郎ではなく鬼の側に立って、自身の社会的な活動の方向性を見据えてみるといいでしょう。

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今週のみずがめ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ


語りに癒されると歌になる


今週のみずがめ座は、素直になるための遠回りをあえてしていくような星回り。

『いたみても世界の外に佇(た)つわれと紅き逆睫毛(さかさまつげ)の曼殊沙華』(塚本邦雄)という歌のごとし。

目に映ったものを綺麗だと素朴に口にできることも時に瞠目に値するものですが、しかしその植生や歴史、詠まれた歌の数々を知り尽くした上でなお、「私はそれが好きだ」と書くことのできた塚本の潔さもまた、曼殊沙華に負けず劣らずと言ったところなのではないでしょうか。

あなたもまた、それくらいの率直さをもって、みずからの“感じたこと”を周囲に示していくべし。

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今週のうお座の運勢

illustration by ニシイズミユカ


ユーフォリアを物差しに


今週のうお座は、「働かざるもの食うべからず」という労働倫理をいったん脇においていくような星回りり。

戦時中に南島で「土の人」と同化した水木しげるさん。あるインタビューの中で、水木さんはこんなことを言っています。


「南方の人間は、朝起きると朝からゲームをやったりして、遊んでるんですよ。そして午前中だけ働けばいいんです。畑にちょっと歩いて行って、イモを植えときゃいいんです。(中略)彼らの考えの中には働かないことの幸せっていうのがあるんですね。ぼんやりしている。ゆったりした暮らしっていうのを彼らは幸せの基準にしている。」(後藤繁雄編『独特老人』)


あなたもまた、いっそ土人になったつもりで、「働かないことの幸せ」ということから始めてみるといいのかも知れません。

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