子どもが楽しめて、大人もリラックスできるリビングにしたい。それなら、ハンモックチェアを検討してはいかがでしょう。3年前に地元工務店で家を建てた日刊住まいライターは、事前にハンモックチェアをつるすためのフックを取りつけました。実際に取りつけると子どもたちは大喜び。夜は、大人のリラックススペースになりました。つるすのでソファのように場所もとらず、掃除もしやすい広々リビングに。大満足のハンモックチェアをレポート。

工務店に天井の補強とハンモック用のフックを依頼

筆者は、妻と子ども2人(10歳と6歳)の4人家族。家づくりの際に、28社のハウスメーカーを見学。3年前に地元工務店で、2階建ての注文住宅を建てました。

新しく建つ家は、息子たちが気兼ねなくたくさん遊べる空間にしたいと考えていました。とはいうものの、息子たちがいないときは、大人もくつろげるようにしたい。インテリアも、あまり子どもっぽくはしたくない…。そう考えてたどり着いたのが、ハンモックチェアです。

工務店にもそのことを伝え、ハンモックチェアが設置できるように、天井にフックをつけました。フックを取りつける場所は、しっかり重さに耐えられるように、下地を補強しています。

ちなみにフックは、インターネットでハンモック専門店のリングフックを購入しました。1つ3000円。耐荷重は120kgのものです。大人と子どもが2人でぶら下がっても大丈夫な耐荷重なので、安心です。

 

取りつけは簡単!天井のフックにかけるだけ

入居後すぐにネットで、ハンモックチェアを購入。材質はコットン。バーの部分は天然木で約90cmあります。こちらの耐荷重は300kg。本体につり下げナイロンベルトと、スチール製のカラビナがついていて、税込み7500円でした。

取りつけも簡単。筆者は、つり下げる先の輪になった部分を、あらかじめ天井に取りつけていたフックにかけるだけで完了!

ちなみにハンモックは1つなので、床にはビーズクッションも置いて、そこでもくつろげるようにしています。

日中は息子たちの絶好の遊び道具に!

暮らし始めると、このハンモックチェアが、息子たちの絶好の遊び道具に。中に入ってゆらゆら揺れて遊んでいます。また、狭いところが好きなようで、この中で絵本を読んでいることもあります。

兄弟で仲よくハンモックの中にいるところを見ると、家を建ててよかったなと思います。

 

さらに梁を利用してブランコもつけました。ロープでぶら下げています。息子たちはブランコも大喜び。考えていたとおりの、息子たちが気兼ねなくたくさん遊べるリビングが実現しました。

 

大人にとってはリラックスできる格好の場所に

日中は息子たちに大人気のハンモックチェア。夜になると筆者のリラックススペースなります。少し暗くしてハンモックに揺られながらお酒を飲んだり、映画を鑑賞したりするのは、まさに至福のときです。

素材は厚手のコットン生地なので、座り心地も抜群。安定していて身体にフィットします。お尻の位置で背の角度も変えられるので、筆者にとってはソファよりくつろげます。

メリットはほかにも! 浮いているからリビングも広く感じますし、床掃除もラク。今でもソファを買わなくてよかったと思っています。

来客時にはうらやましがられるポイントにも

ハンモックやブランコがある家は、なかなかないと思います。ですから友人が初めてきた際には、必ず「すごーい」と言われます。友人の子どもたちはみんなうらやましがって、また遊びに来たいと言います。

人にうらやましがられるためにつくったわけではないですが、やはりほめられるとうれしいものです。

ちなみにこのハンモックチェアは、普通の2点で支えるハンモックよりも省スペースで設置ができ、ジャマになりません。フックさえつけておけば、どの家でも設置できます。もしも使わなくなっても、はずせばいいだけなので、それもいい点。

これから家づくりをする方は、リビングにハンモックの取りつけを検討してみてもおもしろいかもしれません。その際には、工務店やハウスメーカーに事前に伝えて、設置できるようにしてもらうことをお忘れなく!