今年は関東大震災から100年。この機会にいつ起こるかわからない災害に備えましょう。今回は、X(旧ツイッター)のフォロワー数97万人を超えている、警視庁災害対策課に災害準備について教えてもらいました。

災害前に必ずチェック!持ち出し品と備蓄品

防災用品には、避難場所へ持参する持ち出し品と、被災時に自宅で避難生活をするための備蓄品があります。持ち出し品のうち水と食料は最低3日分、備蓄品はできれば1週間分を目安に、家族の人数分を用意しましょう。

持ち出し品はリュックなどの非常用持ち出し袋に入れて、避難場所まで持っていけるかどうか、確認しておくことも大切。家族の人数が多い、あるいは量を重視している場合は、大きめのスーツケースを使う方法もあります。

●非常用持ち出し袋に入れるもの

・ポリ袋
・小銭入れ
・ガムテープ
・雨具
・予備のメガネ
・タオル
・下着など着替え
・生理用品
・モバイルバッテリー
・レジャーシート
・ウエットティッシュ
・ラジオ
・軍手
・ライト
・筆記用具、メモ帳
・簡易救急セット
・常備薬
・非常食(簡易なもの)
・水(500ml 4本)

ガムテープは止血や骨折時の添木の固定、壁にはる連絡メモなどに使えます。ポリ袋は水の運搬のほか、簡易なポンチョや長靴に。タオルは防寒にも包帯代わりにも使え、最後は雑巾にも。多用途なものを活用しましょう。

●家に備蓄しておくものリスト

・非常食(1週間分)
・水(1週間分、1人1日3リットルが目安)
・カセットコンロ、ボンベ
・鍋
・レジ袋
・大きいゴミ袋
・段ボール
・折りたたみ容器(水くみ用)
・救急箱
・ラップ
・ビニールひも
・ライター
・乾電池
・古新聞
・簡易トイレ

電気・ガスが止まっても、カセットコンロとボンベがあれば、温かい食事がつくれます。段ボールとゴミ袋は貯水タンク代わりに。断水に備えて簡易トイレは多めに用意を。新聞は防寒や消臭など使い道もいろいろ。家族構成によって必要な備蓄品は変わり、乳幼児には使い捨ての哺乳ビンがあると便利。高齢者には食べやすい非常食が必要です。

●東京備蓄ナビを活用しよう

東京都が運営する『東京備蓄ナビ』は、家族構成や性別、住まいの種類、ペットの有無を選ぶだけで、必要な備蓄品と量がリストアップされます。しかも、ECサイトへのリンクつき。都民以外でも使えるので活用してみて!