朝時間の使い方を変えた読者に密着。試行錯誤して見つけた、心地よく1日を始められる朝の時間割も必見です。今回は、イラストレーターの仕事をしながら家事の流れを仕組化した山本香織さんに、家事の頻度に注目して負担を減らしたコツを教えてもらいました。

山本さんの「頻度を減らした家事」

リストで家事の回数を見直し、自分の家に合ったちょうどいい頻度を見つけることができた山本さん。頻度を減らす工夫を教えてもらいました。

●1:食器洗いは1回にまとめて時短&ラクに

<朝昼2回から1回に>

平日は山本さんと娘さんの2人が多いこともあり、食器洗いは朝昼1回に。

「昼食後にまとめることで朝の家事が減り、時間的に余裕が生まれました。その分、ほかの家事に時間をまわせるのもうれしい!」

●2:洗濯物を干す・たたむ・しまうは1度で行う

<朝夕2回から1度に>

洗濯にまつわる作業は1日1回に集約。

「丸1日干しっぱなしだった前日の洗濯物を取り込んだあとに、その日洗った洗濯物を干します。1度ですむので気持ちもラク!」 

<夕方にずらしてもOK>

時間がなくて、たたんだりしまったりできなかった場合は、カゴに入れて夕方以降にずらしてもOKのルールに。「がんばりすぎず、柔軟に。家事を無理なく続けるコツです」

●3:ロボット掃除機は隔日で十分

<毎日から2日に1回に>

家族の年齢や人数などによって掃除機をかける頻度は変わりますが、山本家の場合は2日に1回が現在のベスト。「ゴミ捨ての頻度も見直し、週1回、水曜日に捨てるように」

●4:面倒なトイレ掃除は負担を半分に

<毎日から2日に1回に>

「いろいろ試した結果、この頻度なら自分の求める状態がキープできるとわかり、トイレ掃除は隔日に」。だれかの基準ではなく、自分の基準で頻度を見きわめることが大切。

●5:日用品はネットでまとめ買い

<月1回>

「日用品の購入は、頻度を決めると在庫管理がしやすくなります」。ネットスーパーだと重い荷物を持ち帰らなくていいのもラク。

●6:食器用スポンジは月初めに交換

<月1回>

「『いつ交換したっけ?』と忘れがちなスポンジは、月初に交換」。タイミングを決めておけば、替え忘れも予防できます。

●7:忘れがちな場所の掃除は月1回に

<月1回>

家事リストに「月1回」の欄を設けて、頻度の低い掃除を記入。「忘れずに行えるので、神棚や排水管もきれいをキープできます」

暮らしがまわる「家事予定リスト」とは

オリジナルの「家事予定リスト」をつくり、朝にまとめて行うことで暮らしがまわるようになった山本香織さん。

家事予定リストとは、毎日の家事を行う順番を決めて書き出し一覧にしたものです。

「やるべき家事を考えずにすみ、さらに適切な回数もわかるので頻度が減らせます。リストどおりにできない家事があったら行う時間や頻度を見直して、生活に合うよう改良をします」