9回にチャンスを作るも競り負けた巨人「代打・増田」に疑問の声も
代打・増田の起用に疑問の声があがっている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
8月8日の阪神戦で6-7と敗戦した巨人。先発した菅野智之が2回途中5失点で降板する苦しい展開だったが打線が奮起。中盤以降に追い上げて1点差まで詰め寄り、最終回も守護神の岩崎優を攻め立て、同点のチャンスを作るなど粘りを見せた。
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敗戦したものの執念を感じる好ゲームに思えたが、試合後に原辰徳監督の采配に違和感を示す巨人ファンは多かった。特に話題にあがったのが9回裏の攻撃シーン。先頭のロペスの打順に代打で送られた増田大輝はライトフライに倒れる。次の中田翔は四球で出塁するが、吉川尚輝は空振り三振に倒れてランナーを進められなかった。
そして、緊急交代した坂本勇人に代わって2番ショートに入った中山礼都の打順で代打の梶谷隆幸が打席に立ち、センター前ヒットを放って2アウト一、二塁。一打同点のチャンスで秋広優人を迎えるが見逃し三振でゲームセットとなった。
まずロペスの打順で増田ではなく梶谷を代打で出すべきだったという声が少なくなく、一時はX（旧Twitter）で「増田大輝」がトレンドワードになるほど。原監督は相手投手の左腕・岩崎優を意識して右打者の増田を起用した背景があるのかもしれないが、ここで増田を使ってしまったことで、次の中田が四球で出塁した際に、代走として増田を起用できなかった。また、左打者の梶谷が結果的にヒットを打っており、代打増田が悪手だったと思ってしまう巨人ファンの気持ちは理解できなくもない。
すべてがタラレバになってしまうため、采配の是非を問うことは難しい。それでも、ロペスの打順で梶谷を代打で出し、代走要因として増田をベンチに待機させていた場合の攻撃を想像したくなってしまう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
