【人生に影響を与えた漫画・男性編】『こち亀』『スラダン』が上位に…圧倒的1位は『ONE PIECE』を抑えた世界的人気作
亀有駅に設置された『こち亀』の銅像(写真:アフロ)
7月17日は「漫画の日」。1841年のこの日、ロンドンで絵入り風刺週刊誌『パンチ』が創刊されたことに由来する。
というわけで、本誌は漫画に関する独自のアンケート調査を実施。「あなたの人生にもっと影響を与えた漫画は?」を、全国の20代から50代の男性500人に聞いた。
では「人生に影響を与えた漫画」トップ5からみていこう。
【第5位】『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(作者・秋本治)13票
1976年から2016年までの40年間、一度の休載もなく『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載された『こち亀』。全1960話、コミックは全201巻で、「もっとも発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録にも認定されている。選ばれた理由は、
「両さんの破天荒かつポジティブな生き方には影響を受けていると思う」(30代・千葉県・医療専門職)
「ただ面白いだけでなく、マニアな知識も豊富、かつ社会勉強という面もあった」(40代・東京都・会社員)
【第4位】『SLAM DUNK』(作者・井上雄彦)17票
『週刊少年ジャンプ』で1990年から1996年まで連載され、アニメも1993年から1996年までテレビ朝日系で放送された。2022年12月公開の映画『THE FIRST SLAM DUNK』も世界中で大ヒットした。
「この作品がきっかけでバスケにハマり、高校も大学もスポーツ特待生で入学できました」(20代・宮崎県・学生)
「ストーリーもいいが、名言も多い。人生のさまざまなことが学べた作品だと思う」(30代・愛知県・公務員)
「安西先生の『あきらめたらそこで試合終了だよ』に何度も救われました」(30代・新潟県・会社員)
【第3位】『ドラえもん』(作者・藤子・F・不二雄)24票
1969年から『コロコロコミック』(小学館)などで連載され、アニメは1979年から現在もテレビ朝日系で放送されている。映画化も多数。
「子どものころ、未来に対する可能性を考えるきっかけになった」(50代・大阪府・会社員)
「いろんな意味で夢を与えてくれた作品だと思います」(40代・神奈川県・会社員)
【第2位】『ONE PIECE』(作者・尾田栄一郎)26票
1997年から『週刊少年ジャンプ』で連載中。コミックスの国内発行部数4億1000万部は、日本の漫画では最高記録。1999年からフジテレビ系でアニメも放映中。
「人生の半分以上をともに歩んできた作品。自分も仲間だと思っている」(40代・愛知県・会社員)
「仲間たちとの友情や絆の大切さを学んだ」(20代・東京都・学生)
【第1位】『ドラゴンボール』(作者・鳥山明)34票
『週刊少年ジャンプ』で1984年から1995年まで連載。現在も世界中で絶大な人気を誇っている。
「漫画好きになるきっかけとなった作品。でもあれほど夢中で読んだのはドラゴンボールだけかも」(40代・秋田県・会社員)
「主人公たちの人間模様に惹かれた。死後の世界という世界観も興味深いものがあり、今でもときどき考える」(30代・東京都・会社員)
「子どものころドラゴンボールごっこをしたり、友達と夢中になりました。今でも当時の友達と仲がいいのはドラゴンボールのおかげかも」(30代・鹿児島県・会社員)
第6位以下は、次のとおり。上位7作のうち『ドラえもん』を除く6作品が『ジャンプ』で連載された作品だった。
【第6位】『NARUTO−ナルト−』(作者・岸本斉史)10票
【第7位】『北斗の拳』(原案・武論尊、作画・原哲夫)8票
【第8位】『ドカベン』(作者・水島新司)7票
【第9位】『ブラック・ジャック』(作者・手塚治虫)6票
【第9位】『MAJOR』(作者・満田拓也)6票