懐かしの関東ローカルJR線が山口県で蘇る? キハ40を1日だけ定期列車に 塗装そのまま 錦川鉄道
普段は「清流みはらし列車」で使用。
国鉄形気動車キハ40形を定期列車に充当
山口県を走る錦川鉄道は2023年6月29日(木)、国鉄形気動車キハ40形を7月15日(土)に1日だけ定期列車として運行すると発表しました。
錦川鉄道のキハ40(乗りものニュース編集部撮影)。
錦川鉄道のキハ40形はJR東日本から譲渡された車両で、烏山線などで活躍していた車両です。錦川鉄道では臨時・団体列車で使用されており、臨時駅「清流みはらし駅」に停車する「清流みはらし列車」での運行が主体となっています。
外観はJR東日本時代の塗装が維持されていますが、車内は臨時・団体列車での使用を想定してテーブルが設置されるなど、手が加えられています。
錦川鉄道の定期列車で使用される車両は、座席の向きを変えられる転換クロスシートでトイレを備えていますが、キハ40形はロングシートで、トイレはありません。
今回、1日だけ定期列車で使用する理由について、錦川鉄道では車両運用の都合によるものとしています。
錦川鉄道は山口県岩国市の川西駅から錦町を結ぶローカル線です。起点は川西駅ですが、全ての列車が岩国駅まで乗り入れています。
「清流みはらし駅」は2019年に開業した臨時駅で、錦川を眺めることができる絶景ポイントにあります。鉄道でしかたどり着けない場所にある「秘境駅」となっています。