南口に比べて発展が遅れていた和光市駅の北口が激変しそう。

「ほぼ駅直結」の再開発ビルを建設

 東京メトロ有楽町線・副都心線、東武東上線が乗り入れる和光市駅周辺が大きく変わりそうです。駅北口で計画されている再開発事業が具体化しました。今後どのように変わるのでしょうか。


副都心線(画像:写真AC)。

 和光市駅は、有楽町線・副都心線の始発列車が終日にわたって多数設定されており、利便性が高いことから、近年では「住みたい街」として人気が高まっています。
 
 南口側は駅ビルや商業施設などがあり発展していますが、北口側は住宅が密集していて道路も狭く、片側の駅前だけが発展している状態となっています。
 
 そのため、北口では市が新たな駅前交通広場や道路、公園などを整備すべく、約11ヘクタールの敷地を対象に土地区画整理事業を推進しています。また、駅前の約0.7ヘクタールの敷地では再開発事業が計画されており、2021年に市街地再開発準備組合が設立されています。事業パートナーとして三菱地所グループや大京が参画し、検討が進められてきたといいます。

 2023年6月、市は北口地区再開発事業の計画概要を明らかにしました。それによると、北口駅前に延床面積約5万6500平方メートルの再開発ビルを建設し、低層階には商業施設や賑わい施設、高層階には住宅(約300戸)を設ける計画です。再開発ビルは北口の目の前に建設され、「ほぼ駅直結」となります。駅前広場は再開発ビルの更に北側に整備されます。