ホームの駅そば“自販機”に 上野駅「セルフ駅そば」開業の狙い 利用者殺到で体制追いつかず
駅そばに革命?
駅そばができるまで「最短90秒」
JR東日本クロスステーション フーズカンパニーは2023年6月20日(火)、JR上野駅の11・12番線に「セルフ駅そば 上野常磐ホーム店」を開業しました。
常磐線(画像:写真AC)。
自動調理販売機を用いた「セルフ式駅そば」の実証実験を目的に開業した店舗で、以前はコーヒーショップだった場所です。アメリカ・シリコンバレーのフードテックベンチャー企業の自動調理販売機を使用しているといいます。精密なプログラムと独自の解凍技術により、メニューごとに最適な調理をし、最短90秒で出来立ての食事を提供することが可能となっています。
今回の実証実験では、完全セルフサービス環境や、有人店舗の営業時間外で喫食できる環境などのニーズ、外食産業の人手不足解消の有効性を検証していくとしています。
メニューは「たぬきつねそば」「紅しょうが天そば」「ちくわの磯辺天そば」「柚子胡椒香る豚肉そば」の4種。全て埼玉県戸田市にあるJR東日本クロスステーションの工場で新開発したメニューとなっています。
JR東日本クロスステーションは6月21日、想定以上の利用者があり、商品製造体制が追いつかないため、当面は店舗在庫がなくなり次第閉店すると発表しています。
ちなみにこの自動調理販売機は羽田空港や首都高のPAなどで導入されていますが、それらではラーメンが提供されています。