今年3月、コモンウェルズデー記念式典に出席した時のキャサリン皇太子妃。国王の公式誕生日祝賀祭のパレードでは、エメラルドグリーンのドレスと帽子を着用して話題に

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キャサリン皇太子妃が、エメラルドグリーンのドレスと帽子を着用して、チャールズ国王の公式誕生日祝賀祭「トゥルーピング・ザ・カラー」に出席した。皇太子妃はアイリッシュガーズの大佐に就任したことから、アイルランドを象徴するグリーンの衣装を選んだとみられている。胸に「カルティエ」のブローチを着け、耳には故ダイアナ妃が所有したサファイアのイヤリングを着けていた。

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現地時間17日、チャールズ国王の公式誕生日を祝福するイベント「トゥルーピング・ザ・カラー」が行われた。今回の式典は、2022年9月にエリザベス女王が崩御後、君主となったチャールズ国王にとって初めての公式誕生日祝賀祭となった。

チャールズ国王の誕生日は11月14日だが、英国では君主の誕生日はプライベートで祝い、毎年6月に公式誕生日として軍事パレードや祝砲などで盛大な祝祭が開催される。当日は王室メンバーが馬車に乗ってパレードを行うため、バッキンガム宮殿前の大通り「ザ・マル」の沿道には、毎回多くの人々が見物するために集まっている。

晴天となったこの日、軍服姿のチャールズ国王が馬に乗り、バッキンガム宮殿からホース・ガーズに隣接する広場「ホース・ガーズ・パレード」へ向かう行列に参加した。君主が公式誕生日のパレードで騎乗するのは、1986年にエリザベス女王が愛馬“Burmese”に乗って参加して以来、37年ぶりとなる。

同じく軍服姿のウィリアム皇太子とアン王女、エディンバラ公エドワード王子が馬に乗って、国王の後ろに続いた。

カミラ王妃は、キャサリン皇太子妃やジョージ王子(9)、シャーロット王女(8)、ルイ王子(5)と同じ馬車に乗り、壮大なパレードに参加した。

この日、キャサリン皇太子妃が着用していたのは、「アンドリュー・ゲン(Andrew Gn)」によるカスタムメイドのコートドレスだ。鮮やかなエメラルドグリーンのドレスはノーカラーで、胸とフロント部分には大きくて煌びやかなボタンが付いている。

皇太子妃はアイリッシュガーズの大佐に就任したことから、アイルランドを象徴するグリーンの色を選んだとみられ、左胸には同国の国花である“シャムロック(三つ葉のクローバー)”を象ったゴールドのブローチが輝いていた。

ブローチは「カルティエ」によるもので、皇太子妃は今年3月の「セント・パトリックス・デー」でアイリッシュガーズのパレードに出席した際にも着用していた。

ドレスと同色の帽子は「フィリップ・トレイシー」によるものだ。つばが広く、濃いグリーンのリボンが付いている。そして耳には、生前のダイアナ妃が愛用したサファイアのドロップイヤリングを着けていた。ダイヤモンドで囲んだ大きなサファイアを2石繋げた、豪華なデザインだ。

皇太子妃は、昨年6月に開催されたエリザベス女王の公式誕生日祝賀祭「トゥルーピング・ザ・カラー」に出席した際、このイヤリングを初めて着用する姿が目撃された。

チャールズ国王の公式誕生日祝賀祭では、1400人以上の将校と兵士、200頭の王室師団の馬、400人の陸軍音楽隊などがホース・ガーズ・パレードに集まり、毎年恒例の馬術やファンファーレなどを披露した。

儀式が終わると再びパレードが行われ、チャールズ国王をはじめとする王室メンバーがバッキンガム宮殿へと戻った。そして王室メンバーがバルコニーに勢揃いすると、宮殿前に集まった王室ファンから大きな歓声が沸き上がった。

この後、王室メンバーは、英空軍による祝賀飛行“フライパスト”が宮殿の上空を通過するのを見守っていた。

画像2〜4枚目は『The Royal Family 2023年6月17日付Instagram「The King has taken the Salute at Trooping the Colour for the first time as Sovereign.」「A spectacular flypast of 70 aircraft from @royalnavy, @britisharmy and @royalairforceuk!」、2022年6月2日付Instagram「Thank you for a wonderful first day of the #PlatinumJubilee Celebration Weekend!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)