空港側の立体が使えなくなります!

那覇市街をぐるり迂回する空港道を延伸へ

 内閣府沖縄総合事務局は2023年6月7日、那覇空港道 豊見城・名嘉地ICの空港側出入口について、7月5日から通行止めのうえ撤去工事を行うと発表しました。那覇空港道の延伸工事にともなう措置です。


豊見城・名嘉地ICから国道331号に通じる空港側出入口。この立体ランプが延伸に伴い撤去される(画像:沖縄総合事務局)。

 那覇空港道は沖縄道の西原JCTから、那覇市街を南へ迂回するようにして那覇空港ICへ向かう計画の道路で、現在は豊見城・名嘉地ICが終点。ここから北へ進路を変え、国道331号・332号に並行して空港ターミナル付近まで延伸する工事が進んでいます。

 豊見城・名嘉地ICは国道331号の空港方面に接続する立体の出入口ランプがありますが、この空港方面出入口は仮のもので、高架橋を延伸させるため支障となることから撤去。331号と空港道との行き来は、豊見城・名嘉地IC交差点を介して行うこととなります。

 立体ランプの利用停止にともない、周辺渋滞の悪化が懸念されることから、周辺交差点の右左折レーン2車線化や延伸といった渋滞対策を実施しているということです。

 那覇空港道の完成で、那覇空港から渋滞が慢性化している那覇市街を経由せずに沖縄道へ直結するルートが完成します。未開通区間である空港に並行する国道331号も激しい渋滞が発生していることから、空港道の延伸で緩和が期待されています。完成後は空港から沖縄道(西原JCT)までの所要時間が28分から15分まで短縮するとされています。開通は2027年度頃の見込みです。