いわゆる「アキバ」、つまりオタク街や電気街へ行く際、JR秋葉原駅で改札口を間違えると、どこからどう行っていいのか迷うことがあります。どう気を付ければいいのでしょうか。

秋葉原駅の西側と東側、またぐのは一苦労?

 サブカルや電気街で知られる秋葉原。ただ、玄関口であるJR秋葉原駅はエリア東端に位置しており、方向を間違うととんでもない迷子になってしまいます。

 まず、山手線・総武線で秋葉原駅に下りた場合、とにかく「電気街改札」で出ることが第一関門ですが、うっかり「中央改札」はては「昭和通り改札」で出てしまうと、途方に暮れることになります。


JR山手線の秋葉原駅(画像:写真AC)。

 さらに「初心者殺し」なのが、地下鉄日比谷線の秋葉原駅、都営新宿線の岩本町駅で下りた場合。JRのさらに東側にあり、いわゆる「アキバ」、つまり電気街・オタク街はかなり遠い位置にあります。地下鉄から地上に出て西へ歩き、JR秋葉原駅の中央口にたどり着き、「で、ここからどうすればいいの?」とやはり途方に暮れることになります。つくばエクスプレスの秋葉原駅もやはり、地上に出るとJR中央口で、同じように途方に暮れます。

 とにかく「JR秋葉原駅の東側から、西側へどうやって行けばいいんだ!?」と困るのが秋葉原最大の難所と言ってもいいかもしれません。何に気を付ければいいのでしょうか。

秋葉原駅で迷った場合に気を付けるべきポイント

●実は地上の「東西自由通路」は存在する!
 中央口と電気街口は、実は最短距離でつなぐルートが確かに存在します。位置的には、中央口の南隣。「中央改札を出たらすぐ右に曲がる」が鉄則で、右手に券売機を見つつ前進すると、右手に「AKIBA TRIM」と書かれた2階行きエスカレーターがあります。そのエスカレーターの左脇が東西自由通路です。

 2019年にリニューアルされ綺麗になりましたが、昔と変わらず「とにかく案内が分かりにくい」「入口の存在感が薄い」のが特徴。「東西自由通路→」「↑秋葉原電気街」といった案内表示は肝心の中央改札に掲示されていません。繰り返しになりますが、「中央改札を出たら右へ進め」を覚えておくといいでしょう。

 東西自由通路を抜けると、総武線の南側に出ます。左手に赤い装いのサブカル店舗ビル、右手はJR秋葉原駅の電気街口です。

●秋葉原駅東口(中央口)から北側のロータリーに出てしまった場合
 中央口から出てしまった人間は、ついつい、改札左側に見えるロータリーに誘いこまれてしまいます。都営バスや高速バスが発着するのりばがありますが、ここから西側地区のオタク街へは行けません。

 しかし、ビルに隠れて分かりませんがすぐ北裏に、西側へ行けるアンダーパスがあります。ロータリーからいったんヨドバシカメラ前の南北道路に出て、北へ進むとすぐ、「制限高2.8m」の黄色・黒色の門とともに、JRをくぐる道路が目に入ります。JRをくぐりぬけると、右手にソフマップ。こちらのほうが、いわゆる「アキバ」の中心地へ直行できるルートかもしれません。

●実はJR秋葉原駅よりも「銀座線末広町駅」のほうが便利?
 末広町駅は、「アキバ」を象徴する南北の大通り「中央通り」上にあり、「アキバ」エリア中心部の北側に出ます。地上に出れば大通りに鮮やかなビル看板が並ぶ「アキバ」の風景が目に入るため、分かりやすいです。