韓国産ロングセラー哨戒艇が寄贈される?

今月末にはウルグアイ海軍に寄贈か?

 ウルグアイ国防省のハビエル・ガルシア大臣は2023年5月16日、イ・ウンチョル在ウルグアイ韓国大使と「国際連合平和維持活動における協力に関する協定」に署名しました。


チャムスリ型哨戒艇(画像:大韓民国国軍)。

 この協定には、韓国海軍の哨戒艇である大鷲(チャムスリ)型のウルグアイへの寄贈も含まれています。順調に話が進めば、今月末にはウルグアイ海軍の代表団が韓国に渡り、寄贈されるチャムスリ型の最終点検を行う予定とのことです。

 チャムスリ型は、韓国海軍が1978年から運用しているほか、バングラデシュやフィリピン海軍などの複数の国で運用されています。

 なお、ウルグアイは2023年3月末、ノルウェー海軍から中古購入予定だったノールカップ級哨戒艦をキャンセルしたばかり。この理由としては、艦歴が40年以上経過しており、スペアの部品がないこと、同艦がモンテビデオ湾で許可されている艦船の大きさを上回ってしまうことが原因とされています。

 ノールカップ級の排水量は3200トンで、ウルグアイ海軍にとってはかなり大型の艦になる予定でした。対してチャムスリ型の排水量は156トンで、現在運用されているマリンプロテクター型哨戒艇と同規模の艦艇といえます。こんどは“突然キャンセル”にはならなさそうです。