高さ約160メートルの超高層駅ビルです。

6月から「(仮称)JR三ノ宮新駅ビル開発」の準備工事に着手

 JR西日本と都市再生機構(UR)、JR西日本不動産開発は2023年5月23日(火)、「(仮称)JR三ノ宮新駅ビル開発」の準備工事に着手すると発表しました。


JR神戸線の車両(画像:写真AC)。

「(仮称)JR三ノ宮新駅ビル開発」では、地上32階地下2階塔屋2階建て、高さ約160メートルの新駅ビルを整備します。延床面積は約10万平方メートルで、商業施設やホテル、オフィスが入る計画です。ビルは他社線の駅を繋ぐように動線が確保され、隣接して駅前広場の上空に約2500平方メートルのペデストリアンデッキが設置されます。 

 今後は2023年6月から新駅ビルの準備工事を実施し、2024年春から本体工事に着手。2029年度の新駅ビル開業を予定しています。
 
 現在の駅ビルは1981年に開業。神戸市は2015年に三宮周辺地区を対象に「再整備基本構想」を策定しています。三宮周辺地区は、乗換動線がわかりにくく、駅から周辺へのつながりの弱さも指摘されているほか、広場空間が少ない課題もあります。こうした課題を解決するため、阪急や阪神、ポートライナー、地下鉄の駅を、一つの大きな駅とするような空間形成を目指しています。