神戸中心街バイパス「摩耶大橋」終日無料化へ ハーバーハイウェイはETC化・バイク有料・値上げ
ハーバーハイウェイは2024年4月からETC化予定。
5号湾岸線の"延伸部"的存在
神戸市臨海部の摩耶大橋(画像:写真AC)。
神戸市は市内臨海部の有料道路「ハーバーハイウェイ」および併設の「摩耶大橋」で、2024年4月以降に制度改正などを行います。
これは18日の経済港湾委員会で方針が報告されたもの。来年4月にハーバーハイウェイにETCが導入されるとともに、回数券は廃止、125cc以上の二輪車は有料となります。
その代わり「負担の少ないルート」を提供するため、神戸港と摩耶ふ頭をむすぶ並行道路「摩耶大橋」については、110円の通行料金が終日無料となります。これまでは8時〜20時に料金徴収を行っていました。
さらに来年10月からは、ハーバーハイウェイで値上げが実施予定。新港〜摩耶、摩耶〜高羽の各1区間は110円→150円に、通しで2区間乗る場合は210円→300円となります。
ハーバーハイウェイは阪神高速5号湾岸線の終点・六甲アイランドから連続して神戸市の臨海工業地帯をむすんでおり、慢性的な渋滞が発生する国道2号や国道43号をバイパスする役割として、トラックを中心に利用が盛んです。とはいえこの道路は港湾施設として作られており、本来のネットワーク需要を果たすスペックではないことから、5号湾岸線を別に延伸して湊川方面へつなぐ工事が現在進められています。