やっとつながる? 伊勢湾岸〜西知多産業道路「東海JCT」新ランプの橋脚ニョキニョキ見えてきた
三重方面から来た時の「長い右折待ち」が解消されます。
最終的にはセントレア方面へ
伊勢湾岸道と西知多産業道路を直結する「東海ジャンクション」の増設ランプ(画像:国土交通省)。
知多半島の主要南北軸のひとつを形成する「西知多産業道路」。ここを高規格道路化し、臨海工業地帯をまっすぐ南へ抜けていき、最終的に中部国際空港方面へ直結する予定です。
このうち、工事が急ピッチで進んでいるのが、東海JCT周辺部です。西知多産業道路は東海ICで伊勢湾岸自動車道と交差していますが、直接つながっていません。北側の名古屋高速とは異なり、一旦下道へ降りて、交差点で信号待ちする必要があります。
この信号待ちで渋滞が多発しているため、伊勢湾岸道からランプを伸ばし、そのまま高架橋で荒尾ICの先まで一気にバイパスさせる工事が進んでいます。
4月時点で、「三重方面→西知多道路」「西知多道路→豊田方面」のいずれのランプも、橋脚が次々と姿を現している状態。荒尾地区ふくめて計6本が完成し、8本が建設中で、数年間しばらく粛々と橋脚基礎→橋脚本体の工事が続けられる状況のようです。
ところで他の事業工区はどうなっているのでしょうか。既設の西知多産業道路の部分は東海JCT周囲以外はまだ事業化すらされていません。一方、長浦から常滑JCTまではすべて事業化済みで、順次測量設計が行われている状況です。
中部国際空港へのアクセスは現在「知多半島道路」となっていますが、伊勢湾岸道に直結しておらず、大高〜名古屋南を経由するややこしいルートを強いられます。西知多道路が完成すれば、三重・東名・新東名方面から最短距離で直感的なネットワークが実現することとなります。全線開通は2027年度をめざすとしています。