SNSを見ては人と自分を比べて落ち込んだり、鏡に映る自分の姿にへこんだり…。心を揺らすネガティブな感情、もしかしたら自己肯定感が影響しているかもしれません。気持ちをラクにするヒントを、タレントの北斗晶さんに聞きました。

ずーっと思ってたの。「自己肯定感が低くてなにが悪いの?」って

「今日はきれいごとはなし! 本気でいくからね!」

テレビでおなじみの、とびっきりの笑顔で取材の場に現れた北斗晶さん。しかし発する言葉は真剣そのもの。そこにはこんな理由がありました。

「世間では自己肯定感が高い方がいいって言われるけど、私、ずーっと思ってたの。『自己肯定感が低くてなにが悪いの?』って」

人間だれしもコンプレックスはあるもので、そんな自分を否定したくなるのは当たり前だといいます。北斗さんはどう乗り越えているの?

「生きているなかで肯定的に捉えられないことなんて、山ほどある。なのに世間では、自己肯定感が高い人ほどすばらしいっていう風潮があるから、低い人は余計に『私はダメだ』って落ち込む。そもそもだれが自己肯定感が高い方がいいって決めたの? そんなもの、高かろうが低かろうがいいじゃない! だからまず私は言いたいね。『自己肯定感なんていう言葉に惑わされるな!』って」

北斗晶さんの「自己肯定感がアップする言葉3」

「自己肯定感が低くてもいい、低くて当たり前」と語る北斗さんも、落ち込むことはあると言います。そんなときに唱える言葉を、今回特別に教えてもらいました。最強マインドがつまった格言を口にすれば、心が強くなる!

●格言1:惑わされるな!

「人のことを気にして生きるって大変。他人の言葉や評価に惑わされそうになったら、自分がどう感じるかに立ち戻って。人は人、自分は自分と思った方がラクに生きられるはず。なにごとも気にしすぎはよくないよ」

●格言2:肯定的に思えなくて当たり前

「なんでも肯定的に思わなくていい。それに、肯定力が低い人ならではのいいところもいっぱいあるよね。たとえば、落ち込んだあとに原因を突きとめて克服できたら、人より何十倍もうれしいと感じるんじゃない? これは、自己肯定感の高い人には味わえない喜びよ」

●格言3:落ち込んだら言葉にすればすっきり

「人生ってすごく短いから、落ち込む時間がもったいない! 気持ちがきり替えられないときは、言葉として吐き出しちゃう。『あの野郎!』とか言って。そうすると気分すっきり! 翌日には忘れちゃうかな(笑)」

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