魚と野菜をおいしく食べさせてくれる沖縄の専門店を訪ねました。

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せっかく来たのだから、野菜と魚、沖縄ならではのおいしい料理を食べに行ってみませんか。

刺身屋直結の居酒屋でめくるめく沖縄魚料理を。

沖縄の街を歩いていてよく見かける、刺身、刺身屋という看板。実はこれ、魚屋さんのこと。その刺身屋に併設された居酒屋がこちら。刺身屋も居酒屋も、店主・新里有加さんと夫の亮さんが営む。魚介は夫が毎日泊市場から仕入れているから新鮮だし、有加さんの父はマグロ専門のせり人ゆえ、マグロには絶対の自信あり。沖縄のマグロは近海ものなので生でいただけるところもうれしい点。

地の魚をしっかり、しかも、超リーズナブルに味わえる、ホントいい店。困ったらココでしょ。

まずはボリュームたっぷりの刺身盛りを。もちろん、マグロは必食。そして、アカマチのあら煮がおすすめ。お酒もご飯もがんがん進みます。

刺身盛り左から、かじきマグロ、めばちマグロ、サーモン、マクブ、めばちマグロの炙り、かんぱち(県外)、真ダコ、セイイカ。1,320円。アカマチのあら煮沖縄三大高級魚の一つ、アカマチ(ハマダイ)を甘辛く煮付けて。思わず無言でしゃぶりつく。クセもなく、上品な味わいだ。1,480円。

糸満屋

「新鮮な魚のおいしさにびっくりするはずよー」

ひとくちミックス天ぷら20個550円。オリオン生ビール400円。

住所:沖縄県那覇市三原3-20-9 佐久本商事ビル2 2FTEL:098-853-9052営業時間:17:00〜22:30LO(ドリンク23:20LO)、鮮魚店17:00〜22:00定休日:日休席数:約50席

沖縄野菜が中心のヘルシー居酒屋。

栄町市場の一角にある〈野菜の酒場。クサワケ〉は、沖縄の野菜をつまみに飲める居酒屋だ。かぼちゃチーズそぼろ、ゴロゴロピクルスなど11種の野菜前菜から3種、5種、単品と選ぶベジ前菜プレートで軽く一杯。それから、野菜×魚介、野菜×肉の組み合わせへと進むのが、この店のよき流れ。県産田芋のグラタンなど、本日のおすすめもあるから要チェック。

「無農薬の県産野菜を中心に使っていますが、沖縄の野菜はともかくエネルギッシュ。パワーのある野菜が多いですね」と店長の玉城謙一郎さん。

飲んで食べるうちに野菜から元気がもらえそう。県産の野菜は春が一番豊富だという。今こそ野菜で飲むベストシーズンだ。

ムール貝とソフトシェルシュリンプと無農薬野菜のワイン蒸し厚く切ってホクホク感を楽しむパパイヤ、ハンダマ、トマトと椎茸のだしに魚介を加えた濃厚な味わい。ぜひワインと。1,320円。〆サバとオレンジ、無農薬人参のおつまみサラダ5〜7℃でキープし、糖度をアップさせた金夢人参と県産のタンカン、〆サバをオレンジ果汁入りドレッシングで和えたもの。500円。厚切りゴーヤーちゃんぷるーゴーヤーは沖縄県産のものを栄町市場で購入。厚く切ってアルデンテのように食感を残す。島豆腐、豚バラ肉と炒めて。770円。

野菜の酒場。クサワケ

「野菜をつまみに楽しく飲んで」

栄町市場西口からすぐ右手に入ったところにある。昼飲みできるのもうれしい。

住所:沖縄県那覇市安里388-1TEL:098-914-4129 営業時間:15:00(土日祝14:00)〜23:00(金土24:00)定休日:不定休席数:28席

photo : Wataru Oshiro text : Michiko Watanabe edit : Chizuru Atsuta

No. 1218

沖縄・春の旅。/目黒蓮 (Snow Man) 2023年02月28日 発売号

沖縄と言えば、暑い夏がイメージ。でも、春の旅が実は最高なんです。太陽の光は、眩しくも優しく。美しい海は、海開きが始まったばかりで、ひとり占め。冬から春にかけて旬を迎える“沖縄の野菜”を満喫。最高気温は、25℃前後。街歩きも、世界自然遺産・やんばるの森ツアーをはじめとする大自然も快適に。いつもよりも、ちょっとだけ早い旅支度をして、涼しく楽しく、そして美味しい春の沖縄へ向かいませんか。

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