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「万全を期してリトライ」

 2023年3月9日0時からから販売が開始されたものの、想定外のアクセスが殺到したことで公式サイトなどが繋がらなくなり、同日14時に販売中止に至った、JAL(日本航空)の「JALスマイルキャンペーン」国内線航空券タイムセール。同社の赤坂祐二社長は3月23日、報道陣に対し「ぜひもう一度、万全を期してリトライをしたいと考えているので、チャンスをいただければ」と語っています。


報道陣へ説明する赤坂祐二社長(2023年3月23日、乗りものニュース編集部撮影)。

 3月に実施された「JALスマイルキャンペーン」では、同年4月から6月までの搭乗分を対象に、国内線全路線一律で片道6600円を基本とする格安の運賃を設定。これは休日でも同一価格で提供されるほか、小児割引片道4950円など、搭乗者によってはそれよりもさらに割り引いた価格で購入できるといったものでした。

 ただ、想定を上回るアクセスがあったことから、サーバーがダウンし中止へ。これについて赤坂社長は次のように話します。

「もともとJALの予約システムは1時間あたり、3万人がアクセスする程度の規模なのですが、キャンペーンに備え40万人くらいに対応できるよう準備を進めていました。しかし、実際には100万人規模のお客様が一斉にアクセスをいただき、システムがダウンしてしまったのです。ここについては、大いに反省したいと考えています」

 そして赤坂社長は「詳しいことはまだお話できませんが」としたうえ、「4月中にご予約いただけるかたちでリトライできるようにしたい」と話します。

 キャンペーン内容や条件については、「前回ご案内した条件とできるだけ同じ内容としたい。(対象搭乗)期間も、前回と同じくらいの長さを設定できればと思います」と話す赤坂社長。

 その一方で「前回は、長い期間(の搭乗日)を(一度に)予約できた状況でしたが、次回は短く(対象搭乗日を)区切ってアクセス数が減るようにできればと思っています。また、キャンペーンのお客様と一般のお客様のアクセス先を分けられるようにできれば」と、運用方法に工夫を加える方針も語っています。