「ツイートを後で読めるように保存したいけど、保存したことが相手に伝わるのがイヤ」といった要望を受けて「いいね」とは別に用意されたTwitterの機能「ブックマーク」について、新たに「ツイートがどれだけブックマークされたか」を示す数が表示されるようになりました。

Bookmark counts

https://help.twitter.com/en/using-twitter/bookmark-counts





2023年3月17日から、誰かのツイートを開くと、これまで表示されていた「○○件のリツイート」「○○件の引用」「○○件のいいね」に加えて、「○○件のブックマーク」と表示されるようになりました。



リツイート、引用、いいねは、タップすると「誰がリツイートしたか」という詳細情報を確認できますが、ブックマークに関してはこれができず、タップしても誰がブックマークしたのかは分かりません。各ユーザーのブックマークは引き続き非公開とされます。

ユーザーは、フォローの有無に関係なく、すべてのツイートでブックマーク数を確認できます。記事作成時点でiOS版でのみ利用可能で、今後拡張される予定です。

イーロン・マスク氏がTwitterのCEOに就任して以来、Twitterのタイムラインに「おすすめ」と「フォロー中」のタブが用意されたり、ツイートの表示回数を確認できるようになったりするなどの改革が加えられています。マスク氏はブックマークにも以前から注目しており、これまで「共有ボタンを押してから、ブックマークに追加する」というステップを踏む必要があったものを、新たに「ブックマークボタン」を表示することでステップを簡略化する変更を行い、これを「主要な改善だった」と伝えています。





前述の「ツイートの表示回数の表示」を実装した際には、自身のツイートの表示回数が低下していたことに難色を示し、自らのアカウントを非公開にしてアルゴリズムのテストを行っていたマスク氏。ブックマーク数の表示を行うよう変更を加えた今回も、マスク氏は引き続き機能の改善を図っていくものと見られます。

なお、マスク氏の10万件の「いいね」を獲得したツイートを確認すると、ブックマーク数は403件で、いいね数とブックマーク数に大きな開きがあることが分かる結果となりました。