ラーメン店「山岡家」で、卓上のにんにくをほおばる男性

 またまた“飲食テロ”動画が話題になっている。

 舞台となったのは、濃厚な豚骨の味で定評のある全国ラーメンチェーン「山岡家」。SNSに投稿された約10秒程度の動画には、店内で卓上に設置された薬味用のにんにくを、共有のスプーンで“直食い”し、その後、吐き出す様子が収められている。

 山岡家を運営する株式会社丸千代山岡家は3月13日、公式サイトで、撮影された店舗は「栃木県内のラーメン山岡家である可能性が高いと考えております」とし、「警察・弁護士と相談の上、しかるべき対応を行う」と発表している。

 2023年に入り、スシローやくら寿司、資さんうどんなど、数々の飲食チェーン店が“飲食テロ”撮影の被害を受けてきた。共通するのは、卓上におかれた共有の食器や調味料を使ったいたずらが多いという点だ。

 今回、山岡家は卓上の調味料について

「当社では、従来から1日に少なくとも1回、卓上調味料を回収の上、洗浄済みの容器と入れ替えておりますが本件を踏まえ、今後の対策を検討してまいります」

と発表している。

 ネット上では相次ぐ“飲食テロ”に辟易し、自衛を求める声も出てきた。

《次から次へと馬鹿ばっかりだな》

《このままだとマジで卓上の調味料全廃されそう》

《もうラーメン屋で卓上調味料使えないな。怖すぎるもん》

《自前で箸と調味料持って歩く時代》

「ここまで“飲食テロ”が繰り返されてしまうと、炎上した動画は氷山の一角で、似たようないたずらが毎日、各地でおこなわれていると思う人もいるようです。調味料を個別包装にしたり、必要な度に店員に声かけたりするといった対策が考えられますが、店側のコストが増えるのは間違いありません」(フードライター)

 卓上調味料は、チェーン店のメニューを自分好みの味にできる楽しみのひとつ。迷惑客のせいで、この文化が消えてしまうとしたら、本当に許せない。