1着賞金1000万ドル(約13億円)、賞金総額は2000万ドル(約26億円)で世界最高賞金レースとして知られるサウジカップが2023年2月25日に開催され、矢作芳人厩舎所属の日本馬・パンサラッサが鮮やかな逃げ切り勝ちを収めました。レートによるものの、パンサラッサの獲得賞金はこれで一気に19億円に迫る数字になるとみられ、日本馬の獲得賞金ランキング上位にジャンプアップすることになります。



最内枠からスタートしたパンサラッサは先頭に立ってレースを進めると、直線で同じく日本馬・ジオグリフの追走を振り切り、最後に外から追い込んできたカントリーグラマーに対しても1馬身を残して勝利を収めました。



サウジカップが開催される日は「サウジカップデー」と呼ばれ合計8つの高額賞金レースが開催されます。今回、日本からはサウジカップだけでもパンサラッサのほかにカフェファラオ(3着)、ジオグリフ(4着)、クラウンプライド(5着)、ジュンライトボルト(7着)、ヴァンドギャルド(11着)の合計6頭が出走。また、「1351ターフスプリント」(1着賞金90万ドル・約1200万円)で勝利したバスラットレオン、「レッドシーターフハンデキャップ」(1着賞金150万ドル・約2000万円)で勝利したシルヴァーソニックなど、合計でサウジカップデー全体の賞金額の57%に相当する1790万ドル(約24億4300万円)を獲得したとのことです。