和田のオウンゴールが海外でも話題となっている。写真:鈴木颯太朗

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 稀に見るオウンゴールは、世界の耳目も集めた。

 2月24日のJ1第2節、湘南ベルマーレ対横浜FCの一戦で生まれた驚きの“一撃”は、大きな反響を呼んでいる。横浜FCのDF和田拓也が自軍ゴールにボールを蹴り込んでしまったプレーだ。

 和田は1-1のタイスコアで迎えた前半23分、左サイドの深い位置でボールを受けると、味方の守護神がペナルティエリアのライン近くまで寄せてきていた中でサイドチェンジを試みた。だが、ボールはそのままがら空きのゴールへ和田は思わず頭を抱えた。

 このプレーに、イタリアのメディア『fanpage』は、「史上最高のオウンゴール」「スペクタクルな弾道」と報道。「珍しい美しさのセンセーショナルなオウンゴール」と驚きをもって伝えている。
 
 同メディアは「金曜のJリーグが、拍手に値する、まさに真の快挙をすべてのサッカーファンにプレゼントした」と、このオウンゴールを皮肉った。

「複数のパスをしたことが、まさにハラキリとなってしまった。誰にも理解できないことを生み出し、スペクタクルなオウンゴール。スタジアムのホームサポーターも驚きつつ選手たちと喜び、32歳は雨の中、誰よりも自分がしでかしたことに信じられないと様子で打ちひしがれていた」

 ただ、横浜FCは後半終盤に同点弾を挙げ、2-2のドローに持ち込んだ。fanpageも「彼とヨコハマにとって幸いなことに、嘲笑に加えて損害も避けることができた」と伝えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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