老朽化などに伴って移転、新築され今月末から業務を開始する、栃木県庁那須庁舎で9日、内覧会で開かれました。

 県の那須庁舎は老朽化と出先機関の分散を解消するため、大田原市本町3丁目の那須農業振興事務所の跡地へ移転、新築されました。

 本館と文書類書庫などの付属棟2棟、車庫棟2棟があり本館は鉄筋コンクリート5階建てで、延べ床面積はおよそ7400平方メートルです。移転に伴って現在、庁舎に入っている大田原県税事務所などの4つの機関に加えて、県北健康福祉センターなど、3つの機関も入居。県北地区の県の出先機関7つが集約されます。これによって住民の利便性が向上するほか、災害が発生した時には防災拠点にもなります。

 完成した本館は、内装や外装に芦野石など県北地区の地場産材をふんだんに使い、特にエレベーターホールは小砂焼や八溝材などフロアごとに素材を変えています。

 今月(2月)27日に大田原県税事務所など4つの機関が業務を始め3月13日までに順次、全ての機関が移転し業務を開始します。