酪農の将来を担う学生を対象に、夢や思いをテーマにした作文コンクールで最優秀賞を受賞した栃木県農業大学校2年生の長谷川豪輝さんが8日、福田富一知事を表敬訪問しました。

 作文の「酪農の夢」コンクールは、畜産を学ぶ高校生や大学生などを対象に「情熱」や「大きな夢」をつづってもらうもので、今年は全国102点の応募から長谷川さんが最高賞の最優秀賞に選ばれました。

 作品のタイトルは、楽しい農業と書いて「目指すは『楽農』経営」です。実家は那須塩原市で酪農を営んでいて、現在は両親が約50頭の乳牛を飼育しています。高校は畜産と関係のない学校に進学し、いったんは土木建築関係の会社に就職しましたが、一念発起し酪農を学ぼうと農業大学校に入学して、4月からは実家に就農することが決まっています。

 作品ではこうした家族への思いや酪農への熱意がつづられていて、福田知事は「学んだことを生かして夢の実現に向けて頑張ってください」と激励しました。