栃木市の植物園で7日、花の宝石と呼ばれる「ヒスイカズラ」の美しい姿をいつでも鑑賞できるハーバリウムがお披露目されました。

 ヒスイカズラのハーバリウムは、とちぎ花センターのとちはなちゃんドーム入口に7日、展示されました。園内のヒスイカズラは3月下旬から5月上旬の間に見頃を迎え、ヒスイ色の美しい花を咲かせます。

 ヒスイカズラの花は開花してから2、3日で落ちてしまうことから、職員の発案でいつまでも美しい姿で花を鑑賞できるようにと、長い期間保存ができるハーバリウムの制作にとりかかりました。

 しかし、花の色を長く楽しんでもらうために行う脱色や着色に苦労し3年以上の試作期間の末、2019年に初めて成功しました。

 とちぎ花センターによりますと、ヒスイカズラのハーバリウムを作るのは不可能だといわれていて、成功させたのは世界で初めてだということです。

 ハーバリウムは3月18日に5つ限定で販売も予定されていて、当日は混雑状況により整理券の配布も予定しているということです。