栃木県の来年度(令和5年度)の一般会計当初予算案に対する県議会のそれぞれの会派の要望に対して、福田富一知事が7日に回答しました。

 福田知事が回答した後に行われた、それぞれの会派の会見によりますと、最大会派のとちぎ自民党議員会では「保健・医療・福祉施策の充実」「安全・安心な県民生活の確保」など8つの項目について、72の重点事業1914億7千万円余りで36億3千7百万円余りの上乗せを要望し、満額の回答を得ました。

 一方、民主市民クラブは、6割の評価。もう少し踏み込んでほしいところがあった」とし、公明党栃木県議会議員会は「一定の評価をしている」、県民クラブは「要望にかなり前向きに取り組んでいただく回答」としました。

 それぞれの会派によりますと、来年度の当初予算額は今年度の当初予算と比べ300億円少ない9700億円台となり、3年ぶりに1兆円を下回るということです。

 来年度の当初予算案は9日、福田知事から正式に発表されます。