イギリスのロイヤルファミリーの確執も、2023年2月の初めにはきっと解消されているはずと考えていたなら、残念ながらその予想は大きく外れてしまったことになる――。

ある匿名の関係者が『Usウィークリー』誌に語ったところによると、ウィリアム皇太子は疎遠になった弟のヘンリー王子との関係をいますぐ修復することに、「まったく関心を持っていない」という。

ヘンリー王子の回想録『SPARE』(原題)が出版され、数々のショッキングなことが明かされた後、皇太子は「ただ前に進みたい」と考えているそう。何から前進したいのか、この関係者は明確には語ってはいないものの、この人物の残りの発言から考えられるのは、その答えは「ヘンリー王子と話しさえしないこと」だとみられる。

回想録の内容から考えれば、皇太子がその発売後にヘンリー王子とまったく話をしていないとしても、驚くことではない。暴露されたことのなかには、皇太子と妻のキャサリン妃にとって、明かされるのが好ましくないであろうことも含まれていた。

そして、この関係者によると、ヘンリー王子ウィリアム皇太子にとって「ごまかしだらけであり、信頼すべきではない」人物になっているそう。本の暴露によって、王子に対する「信頼は大きく裏切られた」とのこと。

『SPARE』で明らかにされたなかで、最も多くの人が注目したウィリアム皇太子に関する話といえば、ヘンリー王子の妻メーガン妃に対する考えの違いから、兄弟がケンカをしたエピソード。

ヘンリー王子によると、言い争いがエスカレートし、皇太子は王子を「別の名前で呼び、そして王子に襲いかかった」という。『ガーディアン』紙によると、ヘンリー王子はこのときのことについて、「すべてがあっという間に起きた」として、次のように語っている。

「兄は私の襟をつかみ、ネックレスがちぎれ、私は床に押し倒されました。そこにあった犬の(エサ用の)ボウルの上に倒れたので、それが割れ、私は背中にけがをしました」「床に倒され呆然としましたが、すぐに立ち上がり、兄に出て行くよう言いました」

ただ、こうしたことを明かす一方で、それでもヘンリー王子は、「最終的には、家族と和解したいと願っている」という。1月に出演した英『ITV』の番組で、ロイヤルたちが「和解の意思をまったく見せていない」としても、父と兄を「取り戻したい」と述べていた。

もし和解が実現するとしても、どうやらそれはまだずっと先のことになるもよう…。

From COSMOPOLITAN US