栃木県議会議員で自民党県連の副会長を務める板橋一好氏が、2022年12月に開かれた県政経営委員会で、県側から若年層の投票率向上推進プラン策定に関する報告がされたことに対し、「投票率を上げなくてもいい。関心のない人に投票させたらろくな結果にならない」などと発言していたことが分かりました。

 板橋氏は、とちぎテレビの取材に対して発言を認めた上で「政治への関心を高めることが大事で投票率を上げることのみが主目的になってはならないという考えから出た言葉だ」と説明し、取り消しや修正の考えはないとしています。

 県側が作成した発言記録に板橋氏の発言が記載されていて、内容を知った複数の議員からは「有権者を愚弄する発言だ」と批判の声が上がっています。

 板橋氏は現在13期目で4月の県議選に立候補の意向を示しています。