２０２２栃木この１年 「話題」
特集「２０２２栃木この１年」４回目の２２日は「栃木県内の話題」と題して今年１年を振り返ります。県内ではイベントや新しい施設のオープンなど徐々に社会活動が再開された１年となりました。
１月１日、この日の新型コロナウイルスの新規感染者数は１７人。感染状況は落ち着いていたものの、初詣では、まだマスクは欠かせませんでした。
新年早々、将棋界の神童が栃木を沸かせます。将棋の八大タイトルの１つ、「王将戦」に挑んだ藤井聡太当時四冠です。第３局は大田原市内のホテルで行われました。熱い対局の一方で二人が口にした「勝負めし」にも大きな注目が集まりました。その後藤井棋士は第４局までストレート勝ち、史上最年少で「五冠」の称号を手に入れました。
そして２月から始まったロシア軍によるウクライナへの侵攻。新型コロナウイルスの感染拡大も重なり原油価格が高騰しました。それに伴い食品や日用品の値上げが県内でも相次ぎます。物価高の影響は消費者だけではなく、生産者も直撃しました。
３月には「九尾の狐」伝説で知られる那須町の「殺生石」が。
那須町で登山の講習中だった高校生ら８人が雪崩に巻き込まれ死亡した事故から３月２７日で丸５年となりました。前日に行われた遺族、被害者と県教育委員会合同の追悼式は８人が通っていた大田原高校で行われました。
新しい命の誕生もありました。那須町の那須どうぶつ王国で２月、スナネコの赤ちゃん３匹が生まれ３月から一般公開が始まりました。兄弟でじゃれあったりお母さんのジャミールにくっついたりと愛らしい仕草に来園者は釘付けとなりました。
ＪＲ小山駅。半世紀以上にわたり愛されてきた名店の灯が消えました。しかし、名店の味は形を変えていまも生き続けています。
長い歴史に幕をおろすところもあれば新たな幕開けも。新たにオープンしたあの大型量販店や複合施設に多くの人が足を運びました。６月に県内初出店となった「コストコ」の壬生倉庫店です。
一方こちらは、８月にオープンしたＪＲ宇都宮駅東口地区の複合施設「ウツノミヤテラス」です。宇都宮市と民間企業が進めるＪＲ宇都宮駅東口地区の整備事業の一環として開業しました。この「ウツノミヤテラス」の開業を皮切りに駅東口地区では様々な施設がオープンしました。同じく駅東口地区の整備事業で欠かせないのが来年８月に開業予定の次世代型路面電車ＬＲＴです。夜間に行われた試運転には多くの人が足を止めその様子を見守りました。
そして１２月。記憶に新しいサッカーワールドカップで県内は熱狂の渦に巻き込まれました。盛り上がりのさなかこちらも話題を呼びました。那須どうぶつ王国のヨウム「オリビア」の勝敗予想です。しかし、皆さんもご存知の通り代表選手たちは私たちに、プレーで勇気と感動を与えてくれました。
さて、皆さんの一年はいかがでしたでしょうか。嬉しかったこと、悲しかったこと、出会い、別れなど一人ひとりに印象的な場面があるでしょう。
その思いを胸に私たちは来年も一歩一歩前に進んでいきます。
