大学修学能力試験を受ける受験生(写真共同取材団)=(聯合ニュース)

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【世宗聯合ニュース】韓国で17日に実施された2023学年度大学修学能力試験(日本の大学入学共通テストに相当)の問題や正解に関する異議申し立てが600件を超えたことが22日、分かった。

 同試験を主管する韓国教育課程評価院が17日から21日午後6時までにホームページの掲示板で異議申し立てを受け付けた結果、申立件数は663件で、昨年(1014件)に比べ減少した。

 異議申し立てが最も多かったのは、音質不良など英語のリスニング試験に関するもので215件だった。

 評価院は、問題・正解に関連のない申し立てを除外し、審査対象を決める予定だ。審査後、29日に最終的な解答を確定する。

 昨年は生命科学の問題に対する異議申し立てに対し、評価院は問題なしとの結論を下したが、裁判で出題ミスがあったと認められ、全員正解となった。