「インプレッサトラック」が凄すぎる!? 2人乗り仕様&300馬力化された「WRX STI」が約282万円で落札
インプレッサのピックアップ!? スミスパフォーマンス「Ute」キット装着車
Cars and Bidsは自社が運営する同名のオークションサイトで、アメリカやカナダにあるクルマを競売にかけるオークショニア。
2022年10月には、ピックアップトラックに改造されたスバル「インプレッサ」が出品され、1万9250ドル(日本円換算で約282万円)で落札されましたが、どのような車両なのでしょうか。
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インプレッサは長きにわたり、スバルの主力モデルとして存在するクルマ。セダンやクーペ、ハッチバック、クロスオーバーモデルなど時代によってさまざまなボディタイプが作られてきましたが、歴代モデルを通してピックアップトラックはありません。
今回落札されたピックアップトラックは、2006年式の世にも珍しいピックアップトラック化されたオリジナルモデルです。
2001年にデビューした2代目インプレッサWRX STIをスミスパフォーマンス「Ute」キットによってピックアップトラック化しています。
正面から見ると普通のインプレッサWRX STIですが、サイドに目を移すとBピラー以降の後部の車室がなくなり荷台化。ドアも埋められ、完全に2人乗りになっています。テールゲートもしっかり作られており、スバルのエンブレムも取り付けられています。
パワートレインには、最高出力300馬力を発揮する北米仕様の2.5リッター水平対向4気筒ターボエンジンを搭載。これに6速MTが組み合わされ4輪を駆動します。
外装色はグレーメタリックで、内装色はブラックとブルーの2トーンカラーです。
ピックアップトラック化されている以外にも、ターボテックチューニングのECUチューン、COBBチューニングのブーストコントロールソレノイド、高流量触媒コンバーター、18インチインテグラルホイール、IAGパフォーマンスのエンジンスキッドプレート、アルパインのスピーカーなど、多数の手が入っています。
外装には大きな損傷はありませんが、走行距離が17万8300マイル(約28万km)と過走行気味です。
出品地域はアメリカ・ニューヨーク州 コホーズでした。
オークションサイトでは187枚の高画質画像と動画とともに本車両は掲載されており、かなり詳細に確認することができます。
このクルマは、2022年10月15日に20回の入札の後、1万9250ドル(日本円換算で約282万円)と走行距離を加味すると高い金額で落札されました。
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今回出品されたピックアップトラック化されたインプレッサは改造車ですが、過去にスバルは「ブラット」や「バハ」といったピックアップトラックを北米市場などで販売していました。
このようなクルマや改造キットの存在からも、ピックアップトラックが広く愛される北米では、このようなトラック仕様の需要も一定層あったのではないかと推察できます。