「過度なハロウィン仮装のまま乗らないで」 京王電鉄が呼びかけ 対テロ厳重警戒へ
あの凄惨な事件から1年です。
警備員の警戒添乗も
京王電鉄が2022年4月21日に実施した「車内暴漢対処訓練」の様子(大藤碩哉撮影)。
「ハロウィンのお出かけに際して、ほかのお客さまが不安を感じるおそれのある仮装でのご乗車はご遠慮ください」
京王電鉄がこう呼びかけています。同社の京王線では昨2021年10月31日、乗客が走行中の列車内でハロウィンの仮装をした男に切りつけられる事件が発生しました。また本2022年7月10日にも、凶器を持った男が京王八王子駅に侵入しています。
一連の事件を受け京王電鉄は、10月24日(月)から11月11日(金)まで、テロ行為などの再発防止・未然防止に向けた取り組みを強化すべく、警察と連携した警備強化のほか、車内非常用設備の周知、社員のテロ防止PRワッペン着用などを実施します。そして、特にハロウィンと重なる10月29日(土)から31日(月)にかけては、危機管理レベルを「厳重警戒体制」に引き上げるとしています。
期間中は警備員を増員するほか、配備駅の追加や列車への警戒添乗が行われます。