40代、快適に過ごすためのバッグの中身。スッキリ整理に役立つ意外なものとは?
外出先でバッグの中がごちゃついていて、必要なものがすぐ取り出せない…なんてことはありませんか? 年齢を重ねてからは、持ち物もできるだけスッキリさせたいですよね。そこで、現在40代、ライフオーガナイザーの高田舞子さんにご自身のカバンの中身と整理のコツを紹介してもらいました。身軽に快適に過ごすためのアイデアが満載です。
40代のカバンの中身。世間にならわなくていい、自分なりの使いやすさがいちばん
40代にもなると、カバンの中が散らかっていると品がないように思えますよね。とはいえ、それなりの荷物もあるので悩ましいもの。
そこでカバンの中身について、わたしなりの工夫をお伝えします。
●普段のカバンの中身はこんな感じ
40代も後半になり、ファッションとともにカバンも変化しました。素材はキャンバスから革に変化し、なにより大事なのはその重さ。本体がすでに重いカバンは、肩こりを招きます。デザインだけで買うことはなくなりました。
今はショルダーにもハンドバッグにもなる2wayタイプが好きで、いくつか持っています。コンパクトだけど案外たくさんのアイテムが入ります。
普段の荷物はこんな感じ。
上段左から時計回りに
・コスメポーチ
・アルコール消毒スプレー
・ハンカチタオル
・エコバッグ
・財布
・手帳、スマホ、鍵
・パスケース
・マイボトル
●コスメポーチの中身
20代、30代のころに比べて働き方が変わったり外出の時間も短くなったりで、化粧直しをすることが減りました。今はマスク着用もあり、さらに機会は減っています。そのため、コスメポーチには最低限のものしか入っていません。
上段はティッシュ、ばんそうこう、マスクの予備。下段左からオードトワレ(精油でつくったオリジナル)、リップクリーム(これも手づくり)、アイブローペンシル、口紅、爪切り、あぶらとり紙。
ちなみに、アルコール消毒スプレーも手づくりのもの。ティートゥリーのフローラル水とペパーミント精油、消毒用エタノールを混ぜ合わせてつくったオリジナル消毒液です。
外出先でのアルコール消毒は当たり前になりましたが、同時に消毒疲れもありますよね。好きな香りで、子どももすすんで手を出してくれるので欠かせないアイテムです。
●手帳
アナログ派のわたしは手帳を持ち歩きます。過去いろいろなスケジュール帳を使ってきましたが、シンプルなロジカルノートをここ数年愛用しています。手帳カバーをつければそれなりの手帳に見えますが、数百円です。
以下の理由から、このノートを愛用しています。
・A5判である
・マンスリー表示である
・年間一覧表がある
・フリーノートの割合が多い
・路線図や地図がない
手帳が分厚いと持ち歩きにくいですし、サイズが小さければメモを取りにくい。A5サイズのノートはシンプルでとても使いやすく、しかもとってもリーズナブル!
●トートバッグのときはバッグインバッグが必需品。形はシンプルな巾着袋
以前は、上から中身を見下ろせてポケットが豊富なバッグインバッグを使っていました。当時、口コミで評価も高く、上から見渡せるから便利! と数年使っていたのですが、それは「みんな使っている」「これは便利なアイテム」と思い込んでいたから。
バッグインバッグが細かく仕切られていると、どこに何をしまったかわからなくなることが多々ありました。
たとえばボールペンやカギ。ポケットが多いことで、入れるときも探すときも「こっちだったっけ」とそれなりに迷ってしまうのです。些細なことですが、毎回となるとストレスもたまります。
定位置を決めればいいのですが、ルールに縛られるのが苦手なわたし。これを使うことが逆に探し物を増やし、思考回路を複雑化させていると感じ、使うことをやめました。
わたしにとってのバッグインバッグは「細かいアイテムを入れられるシンプルな袋」でいいと気づき、今はこのデニムの巾着袋を使っています。
家族がプレゼントしてくれたこれは、自分では選ばないアイテム。どう使うか迷いましたが、これがバッグインバッグとして案外優秀なんです。
財布などの貴重品や細かいアイテムをポイポイと入れます。ただの巾着袋なので、うまく入るように整理なんてしません。ただ、カギや財布、スマホなどの貴重品はここに入れるので、袋の中に手を突っ込んでガサガサ探れば必ず見つかります。この点、気持ちもとてもラク。
また、フードコートでは席にカバンを置いて、車でコンビニに寄ったときは車内にカバンを置いて、巾着だけを持って支払いに行くことも。色の濃いデニムなので、どんな格好で持っても違和感がなく、重宝しています。
●パソコンを持ち歩く日はエコバッグを活用
以前はパソコンも入る大きめのバッグを使っていたのですが、カバンが大きくなると、いつものアイテムも少し編成を変えなければなりません。それが面倒だったのと、ひとつのカバンだけだと荷物が重くなることに、ストレスを感じていました。
パソコンバッグも持っていますが、持ち手のデザインが手持ち専用なので、肩どころか手首にも掛けられず片手が必ずふさがります。普段の荷物をショルダーバッグに替えても、夏は日傘、雨の日は傘など、なにかしら手はふさがり、どうにもしんどい。
そこでたどり着いたわたしのルールが、エコバッグにパソコンを入れること(笑)。
肩がけができて見た目もシンプルなこちらのサブバッグは、OURHOMEさんで購入したもの。縫製も生地もしっかりしているのでパソコンを入れても不安がありません。
しっかりめのクリアケースにパソコン、バッテリー、外づけハードディスク、ペンケース、ノートなどを入れてから、エコバッグに。
パソコンと手持ちカバンが別々なので、たとえば事務所や施設内にパソコンを置いたまま、昼ご飯を食べに行ったりもできて便利。
食材はもちろん、洋服などを購入した際に使っても恥ずかしくないデザイン。近所のスーパーでも、百貨店でも使える万能アイテムです。
40代50代になると、カバンも“しなやかで軽い”が鉄則。デザインだけでなく、重さや機能性も重視したカバン選びを心がけています。
パソコンはパソコンバッグを使う、バッグインバッグはそれとして売られているものを使う、など世間のルールにとらわれず自分の使いやすさを追求すると、中身の整理もラクですよ。