自律神経が乱れにくい人の特徴。医師が実践する昼・夜の習慣6つ
季節の変わり目は自律神経が乱れやすく、体調不良にもつながることも。そこで、自律神経や腸に詳しい医師・小林暁子さん1日のルーティンを紹介。どのように日々を過ごしているのでしょうか? 食生活のポイントや無理しないための方法は要チェックです。
腸と自律神経が整う昼の習慣
昼は、活動的に過ごして。ただし、がんばりすぎやストレスで交感神経が優位な状態が続くと自律神経に負担がかかるので要注意。
●疲れたら机で軽くお昼寝
疲れを感じたら昼寝がおすすめ。うっかり深く眠ってしまうと夜の睡眠リズムが狂う原因にもなるので、机に伏せて20分程度のお昼寝がベター。短時間の昼寝で体がラクになります。
●ストレスを感じたらゆっくり深呼吸
ストレスがかかると呼吸が浅くなり、交感神経が優位に。疲れが蓄積する原因にもなります。吸うときの2倍かけて息を吐き出す深呼吸で、副交感神経が優位になり、リラックス。
腸と自律神経が整う夜の習慣
夜は副交感神経が優位になるようリラックス。夏疲れを早めに解消するためにも、入浴や睡眠時間など休息の時間を意識して確保しましょう。
●夜は食物繊維・発酵食品をバランスよくとる
調理や食事時間がゆっくりとれる夜は、下のような水溶性&不溶性食物繊維をバランスよくとり入れて腸活を。ほかに、発酵食品であるヨーグルトなどもおすすめです。
・小林先生のアドバイス
「食べすぎが続いたら、納豆、みそ汁などの大豆食品や、野菜たっぷりのヘルシーな夕食を」。翌朝、おなかが減って目覚める感じも◎。
●SNSはやりすぎず目も頭も休める時間をつくる
スマホやPCに使われているブルーライトを浴びると、目や脳がさえて寝つけなくなります。ベッドに入る約1時間半前からは、脳が情報過多になりやすいSNSはお休みを。
●暑くても湯船につかって睡眠の質を上げる
ぬるめのお湯につかって疲れをとり、副交感神経優位に切り替えましょう。深部体温を一時的に上げると、のちに体温が下がるタイミングで眠気が訪れ、入眠がスムーズになります。
●睡眠は最低でも6時間は確保する
疲れを感じたら早めにベッドに入り、睡眠を6時間は確保。体を休め、朝に目覚められるリズムをつくって。暑くて寝苦しい場合は冷感マットなど活用し、睡眠環境を整える工夫も。