「CaMISHELL リングレスカレンダー」2023年版のイメージ東京紙器株式会社は、「CaMISHELL リングレスカレンダー」の2023年版の製作・販売を開始することを発表した。プラスチックのリングを撤廃したエコなカレンダー。卵の殻を再利用した紙「CaMISHELL」が使用される。同社のカレンダーでは、徹底したプラスチックフリーとカーボンオフセットを実現するため、2023年度は「CaMISHELL版」を主軸としたラインナップを展開。同社の付箋加工技術や印刷物加工技術を応用した方法で、リングレスながらも約1kg以上の引っ張り負荷にも耐える強度が実現されている。また、一般的な紙の製造は、木材チップや古紙から繊維を取り出してパルプを作り、その後にパルプを抄紙するというプロセスを経るが、その生産工程では完成する紙の重さ以上のCO2が発生する。「CaMISHELL」は卵の殻をパルプと混ぜ合わせて作成されるため、その分だけ木材パルプ使用量の削減が可能。卵の殻を産廃処理する際のCO2も発生しなくなるため、通常の紙と比べて約18%以上の温室効果ガス排出量を減らせるという。使用されているパルプはFSC認証を取得しており、紙はマットコート紙と比べても「品質に遜色ない」というほどの印刷や加工に適したもの。リングレスカレンダーでは、その環境効果の高い紙がメインの玉紙として採用されている(特に希望があれば通常のマットコート紙でも作成可)。セロファンを扱う専門会社の支援のもと、防湿セロファンを用いたリングレスカレンダー専用の個包装用封筒の開発にも成功。紙封筒と比べて軽く、一般的なOPP袋と比べてプラスチック使用量を大幅に削減できる東京紙器株式会社
URL:https://www.tokyo-shiki.co.jp/
2022/09/21