献立達人がつくるサバの味噌煮レシピ。時短なのに味しみしみ、副菜2品も即完成
クックパッドでもっとも多くのつくれぽ(つくりましたフォトレポートの略)をもらったレシピ作者である☆栄養士のれしぴ☆さんに、毎日の献立のつくり方について教えてもらいます。今回は、「家族が喜んでくれない」「ボリュームがない」「副菜が思いつかない」といった理由で敬遠されがちな魚メニューについて、どうしたら満足できる献立になるのかお伺いしました。
魚料理は、シンプルだから時短で便利なメニュー!
「お魚は火どおりがいいし、味つけもシンプルなので、時短だし便利なメニューだと思うんです」と、☆栄養士のれしぴ☆さん。週に2回は魚の献立だといいます。
「凝ったものをつくるわけではなく、焼き鮭やサバの味噌煮などの定番です。以前はいろいろと工夫したこともあるのですが、あまり成功したことがなくて(笑)。今はお魚のレシピは冒険しなくてもいいかなと思っています」
●レシピは定番でOK!副菜で食卓を盛り上げて
鮭やサンマ、アジなどのおいしそうなものがあれば塩焼きに、金目鯛やサバなどがあれば煮つけや味噌煮にと、おなじみのものを出すことがほとんどとのこと。
「面倒な下処理は、最近はスーパーでやってもらえますし、煮魚は難しそうにみえるかもしれませんが、調味料の分量さえちゃんと量れば簡単です。基本は、合わせ調味料に入れて煮るだけなので、あっという間にでき上がります」
時間がないときにこそ、魚レシピは献立の味方といえるのかもしれません。
でも、「魚の献立は家族に人気がなくて…」というのもよく聞く悩みごとです。「そこは副菜で盛り上げるようにしています。わが家でよくつくるのは、肉じゃがです。ジャガイモのおかずってボリュームもあるし、甘めの味つけにしたりカレー味にしたりすると、子どもたちもうれしいみたいです」
なるほど、家族の好物を副菜としてつけてあげれば満足して食もすすみそうですね。この方法なら、魚献立の日も増えそうです。
☆栄養士のれしぴ☆さんの魚献立の人気レシピ
☆栄養士のれしぴ☆さんの人気レシピから、魚の献立を教えてもらいました。
●サバの味噌煮献立
サバの味噌煮を主菜にした献立をご紹介します。副菜は、甘い味つけのひじき煮とコーンの入ったカニかまサラダで、家族の好きなものをつけて、おいしく食べてもらえるように工夫しています。
材料(4人分)
サバ 4切れ
A[水、酒各100ml 砂糖、みそ、みりん各大さじ3 しょうゆ大さじ1 しょうがのスライス1かけ分]
【つくり方】
(1) サバは皮目に十字の切り込みを入れる。鍋に湯を沸かし、サバを入れて約5秒サッとゆで、くさみをとる。
(2) 鍋にAを入れ、中火でひと煮立ちしたら(1)を加える。アクが出たら取り除く。
(3) 落としブタ(アルミ箔をフライパンの大きさに合わせて折り曲げ穴をあける)をして、中火で約10分煮て、サバを皿に盛る。
(4) 鍋に残ったたれをお好みの濃度まで煮詰めて、サバにかける。
●副菜:ひじきの煮物
材料(つくりやすい分量)
乾燥ひじき 15g
ニンジン 1/2本
油揚げ 1枚
サラダ油 大さじ1
A[水150ml しょうゆ、みりん、砂糖、酒各大さじ1と1/2 顆粒和風だしの素小さじ1]
【つくり方】
(1) 乾燥ひじきは水につけてもどし、水気をきる。ニンジン、油揚げは細切りにする。
(2) フライパンにサラダ油を中火で熱し、ニンジンを炒める。ひじき、油揚げを加えて、さらに炒める。
(3) Aを加え、落としブタをして弱火で煮汁がほぼなくなるまで煮つめる。
●副々菜:カニかまサラダ
カニ風味かまぼこ、レタス、コーン缶を市販の和風ドレッシングで。