「momi-kami コートボール紙」イメージ株式会社ペーパルは、「momi-kami コートボール紙」を開発し、量産化に成功したことを発表した。廃棄された米の「もみがら」を活用している紙素材。日本で年間に約200万トンも排出される「もみがら」をパルプに配合することで、地球環境に配慮した循環型社会の実現に貢献する。同社はこれまでにも、米で作った紙素材の「kome-kami」や、廃棄となるモルト粕を使ったクラフト紙の「クラフトビールペーパー」などを開発してきた。今回の「momi-kami コートボール紙」でも、「もみがら」をパルプに配合しながらも、印刷や加工がしやすい素材を実現。「もみがら」を紙の表面に出ないようにし、厚みと強度のあるコートボール紙相当の素材となっているため、パッケージやスリーブなどでの利用に適している。また、同社では、廃棄物を活用した紙素材を開発とともに、売り上げの一部をフードバンクに還元する「フードロスペーパー事業」を展開中。今回の「momi-kami コートボール紙」でも、素材の売り上げの1%がフードバンクに寄付され、フードロス問題の解決にも貢献する。「momi-kami コートボール紙」は、まずは2022年10月発売予定の幸南食糧株式会社による「お茶碗がいらない一膳お粥」シリーズの紙パッケージに採用された。今後は、さらなる普及を目標としており、「もみがら」のアップサイクル量の拡大を目指す。「momi-kami コートボール紙」イメージ幸南食糧株式会社「お茶碗がいらない一膳お粥」シリーズ株式会社ペーパル
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2022/09/07