日ハム・清宮 だから「一軍未満」といわれてしまう 有力OBからも指摘された「ボーンヘッド」とは

写真拡大

(C)CoCoKARAnext

 31日の西武戦(ベルーナドーム)に「2番・一塁」で先発出場した日本ハム・清宮幸太郎内野手は2点をリードした4回の場面。先頭打者の西武・森が放ったボテボテの一塁線のゴロに対し、捕球しようと突っ込んでいったがまさかのトンネル。失策が記録された。

【関連記事】ミスを笑った清宮が翌日ミスで「戦犯」に…致命的すぎる危機感のなさ


 このプレーに対し、テレビ中継の解説を行っていた荒木大輔氏は「何も難しいバウンドではないですね。あれは取らないと」とピシャリ。荒木氏は清宮の出身校、早実の先輩、清宮入団時の二軍監督を務めた縁もある。試合では先発したプロ2年目の根本が必死に好投を続けていただけに、まさかのボーンヘッドには厳しい目を向けた。

 清宮の守備難に関しては以前から指摘されているが、なかなか改善されていない。

 「簡単なファウルフライを落球したり、もはやセンスなどの問題ではない。彼もプロ5年目。このようなことを繰り返しているといよいよ守る場所もなくなってくる」(球界関係者)

 この試合では清宮以外にも野手でエラーが出たことを受け、失策が増え続けるチーム状況について新庄監督はこう語った。

 「エラー多いとピッチャーはガクンとくるしね。ま、でも、これも経験させてね、やっていくしかない、としか言いようがない。練習どうこうじゃないと思うんですよね。精神的な力みが出るというか」と話し、続けて「やっぱり守備の得意な選手というのは、全部俺のところに飛んで来いっていう気持ちになっていると思うので」とコメント。自身は現役時代、高い守備力を誇っただけに、あくまで前向きな気持ちで守備に取り組んでほしいと望んでいる。

 この日は三塁走者として暴投の間に判断良くスタートを切るなど好プレーもある一方で、どうしてもプレーにムラが出てしまう清宮。今季はオールスターで劇的なサヨナラ弾を放ちMVPを獲得、キャリアハイの13号をマークなど華々しい活躍を重ねる一方で、レギュラーを獲得するには走攻守含めた成長が求められている。

 何度となくファーム落ちの危機がささやかれながら今季は一軍にい続けているのも期待の現れ。すべての経験を糧にしてもらいたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]