寝室の枕元がごちゃついてストレス…なんてことはありませんか? スマートフォンや本、眼鏡、アイマスク、飲み物など。でも、別の場所に置いてわざわざ取りに行くのも面倒なもの。そこで「おやすみセット」をつくると便利、と教えてくれたのは整理収納アドバイザーの三條凛花さん。詳しく教えてもらいました。

持ち運べる「おやすみセット」が感動!

暑くて夜中に目が覚めて、枕元に置いたコップを手探りで探していたら倒してしまった…。こんな経験から、寝るときに使うものをまとめた、持ち運び可能な「おやすみセット」が生まれました。

もともとは水分補給のためにつくったものですが、使ってみると寝室がとても快適になり、驚きました。今回は、そんな「持ち運べるおやすみセット」のつくり方と使い方を紹介します。

●枕元で、こんなお悩みがありませんか?

寝室は、一日のうち「寝るとき」だけにしか入らない方がほとんどではないでしょうか。だからこそ、朝に慌ただしくしていると散らかりがちです。

たとえば、こんなお悩みはありませんか?

・使ったものをもとに戻さずにそのままになって、散らかっている

・家族が水分補給のために持っていったコップを戻してくれず、洗うのが億劫になる

・真っ暗な中でエアコンのリモコンや眼鏡を手探りで取ろうとしたら、ベッド下に落ちてしまった

・たまったゴミを、ゴミ収集日前に回収し忘れてしまった

今回紹介する「持ち運べるおやすみセット」をつくると、こうした悩みがすべて解決します。

●持ち運べる「おやすみセット」の材料

まず、私が使っているのがこちらです。AmazonやCOSTCOなどで購入できる、韓国のLitem(リテム)というブランドの「Porta 収納ボックス」。

サイズは25cm×16cm、高さが17cm。内部には3枚の仕切りがついています。仕切り2枚がついているほうが、グラスやドリンクボトルを入れるのにぴったりのサイズ感です。

仕切りを1枚はずすと、A4サイズのものも収まるので、寝る前に読みたい本を入れてもいいですね。

代用アイテムとしては、取っ手つきのカゴ+仕切りケースをおすすめします。まずはお手持ちの、使っていない収納ケースや収納カゴを組み合わせて「おためし」すると、自分に合ったものが見えてきそうです。

内部に仕切りケースを入れるなら、ダイソー「整理トレーSサイズ」が近いサイズ感です。こちらは取っ手がついているのですが、サイズが21.8×16.3×5.5cm(※持ち手部分が+2cm)とかなり浅め。単体で持ち運ぶよりも、「整理トレー」より少し大きめのカゴに入れて仕切りとして使ったほうがよさそうです。

●「おやすみセット」の使い方

それでは、使い方を紹介していきましょう。

 

・STEP1 寝室へ行く前

 

寝る前に、寝室に持っていきたいものをボックスに入れましょう。

たとえば、家族の人数分の水分補給用のドリンクボトルなど。アイマスク、鼻詰まり対策の鼻腔拡張テープなど、美容や健康、睡眠の快適化につながるもの。

それから、寝室で読みたい本や、やりかけのハンドメイドグッズなどを入れてもいいですね。

 

・STEP2 就寝直前

寝る直前には、すべてをここに入れます。

エアコンのリモコンや眼鏡(※気になる場合はケースに入れて)などを仕切りの中に立てておくと、夜中に目が覚めたとき、簡単に探すことができて、しかも落とす心配がありません。

 

・STEP3 起床

朝起きたら、寝室から持ち出したいものをすべてここに入れます。眼鏡、飲み終えたドリンクボトルなど。私は寝る直前まで髪を結んでいるので、留めていたヘアクリップやヘアゴムもここへ。以前は寝ている間に手が当たって落としたりしていましたが、これでなくすことはありません。

また、寝室にゴミ箱を置かず、出たゴミをすべて「おやすみセット」に入れて毎日持ち出せば、ゴミを回収する手間もいりません。

 

STEP4 日中の定位置へ「OUT」

寝室から出たら、ゴミはゴミ箱へ、ドリンクボトルはキッチンへ…と、一つひとつ定位置へ戻していきましょう。

「おやすみセット」そのものにも定位置を決めておくと安心ですよ。私は必ず飲みものを寝室に持っていくため、キッチン近くの棚にしまっています。

 

寝る前後に使うものをすべて「おやすみセット」の中にまとめれば、探したり、落としたり、戻し忘れたりすることがなくなります。ぜひ試してみてくださいね。