夏休み期間も間もなく終わりますが、まだまだ暑くて動くのも面倒になりがちなこの時季、できることなら家事は最小限に抑えたいですよね。そこで、ESSE読者のリアルな夏家事へのお悩みとともに、暑い時季の家事を乗りきるためのワザを、元気なママの代表・タレントのミキティこと藤本美貴さんに教えてもらいました。

ESSE読者405人に聞いた!夏の家事でラクしたいことは?

まずは、ESSE読者に聞いた、夏家事でラクしたいことランキングと、具体的になにがツライのかリアルな声をお届けします。

【写真】お子さんがお手伝いしてくれる様子

<夏の家事でラクしたいことランキング>

「火を使うのが苦痛」と、料理が1位に。「汗をたくさんかくから」など、夏ならではの悩みの声が多く寄せられたのが掃除、洗濯。片づけ、子どもの相手も子どもが夏休みだからこそ、普段より大変!

●みんなの夏家事が“大変”な理由

【夏の料理のココがツラい!】

「冷蔵庫にしまい忘れた汁物がくさり、におっていたときに、すべてのやる気がなくなってしまいました」(35歳・Y.Sさん)

「から揚げをつくったら、暑すぎて地獄! 数時間前の自分に、揚げ物は考え直せと言えるなら言いたかった」(33歳・M.Tさん)

「ものすごく暑い日に『お昼ごはんなにが食べたい?』と夫に聞くと、『簡単なのでいいよ。あ、そうめんでよくない?』と言われイラッ。ゆでるのが大変なのに…」(36歳・H.Sさん)

【夏の掃除のココで心が折れた!】

「窓をピカピカにみがき上げて気持ちよかったのに、急なゲリラ豪雨で台無しに…」(37歳・S.Kさん)

「掃除機を汗だくでかけている最中、汗が目にしみたとき。家族が汚した部屋をなぜ私が…と悲しくなった」(39歳・H.Oさん)

「フローリングを水ぶきしてきれいになったのに、すぐ子どもたちがベタベタとはだしで走り回り足跡だらけに。夏の水ぶきは来客前だけにしようと決めた瞬間でした」(48歳・M.Aさん)

【夏の子どもの相手、ココでぐったり…】

「ビニールプールを用意して、『1時間くらい自分の時間が取れるかな〜』とホクホクしてたら、すぐに飽きて遊び終わったときの絶望感たるや…」(38歳・N.Mさん)

【夏の洗濯、コレでへこむ…】

「汗をたくさんかいて帰宅した男性陣の衣服は、とても強烈なにおいを発します」(45歳・S.Nさん)

【夏の片づけ、ココが面倒すぎる!】

「ごはんの用意をしながら、夏休みで散らかったリビングを見るのがつらいです…」(35歳・R.Sさん)

3人のママミキティの無理しない家事ルール

元気なママの代表格・ミキティこと藤本美貴さんに「無理しない家事ルール」を教えてもらいました。

●ママだけがんばりすぎず、リラックスタイムも大切に!

元気な笑顔がはじける、ミキティこと藤本美貴さん。10歳、6歳、2歳の3人の子どもを育てながら、情報番組のコメンテーターを務めたり、ユーチューブやブログの発信で注目を集めるなど、忙しい毎日を送っています。

「せっかちな性格で、家でも基本的にはずっと動いています。そうかと思うと、急にエネルギーがきれてボーッとしてしまうことも(笑)。家事はがんばりすぎると回らないから、便利な家電やグッズにはとことん頼ることにしているし、子どもたちも“自分のことは自分で”が基本。『ママ、ジュース飲みたい』と言われても、出してあげません。まずは自分で用意するように促し、どうしてもできないことだけ、手伝ってあげるというスタンスです」

忙しい毎日を乗りきるためには、“細かいことにこだわりすぎない”ことも大事だそう。

「おかずはバットや保存容器のまま出したり、多少同じメニューが続いてもよしとするなど、手間をかけないようにしています。とくに、夏休みは家族が家にいて、ママの仕事は増えがち。全部きっちりこなすのは無理だし、疲れたときは家事が中途半端でも、諦めることに。その分、家族でリラックスして映画を観たりする時間を大切にしたいですね」

 

ミキティの“無理しない家事ルール”のコツ

ミキティの無理しない家事ルール3つを実現するコツをご紹介。

●【ルール1】ものに頼る

「“オキシ”も“ホットクック”も毎日の家事に欠かせません」

家事をラクにするために、便利グッズや今どき家電は積極的に活用します。

「たとえば、材料を入れて放っておけばカレーやシチューが完成するホットクックは、食事の支度に欠かせません。炒めるだけでおかずができるミールキットやレンチンで完成する冷凍食品も、忙しい日には大助かり!」

また、洗濯アイテムとして長年愛用しているのは、オキシクリーン。「ジェルタイプやスプレータイプなら、洗濯機に入れる前に食べこぼしのシミや衿元などにつけておくだけで手間なく汚れを落とせます」。ほかにも、濡れたぞうきんや掃除機の替えヘッドを入れて持ち歩ける掃除専用ポシェットなど、気に入った便利グッズはとことん使い、楽しく手間を省くのがミキティ流です。

●【ルール2】子どもにまかせる

「子どもにまかせることがわが家の最大の時短です」

3人の子育て中のミキティは、“できるだけ子どもにまかせる”を徹底。「『ママあれ取って』と言われても、まずは自分でやるように言います。やらせてみれば、自分でできることも多いんです」。

家事のお手伝いも積極的に頼みます。「洗濯物を干すこと自体をまかせるのは難しくても、私が毎回かがまなくていいように、洗濯カゴから洗濯物を取ってもらうなど、簡単にできることからやってもらいます。全部ママ1人でがんばろうとせず、なるべく子どもにまかせることが、いちばんの時短だと思っています」。

●【ルール3】細かいことは気にしない

「心の余裕を第一に、なにごとも完璧は目指しません」

家事は完璧を目指せばキリがないもの。ざっくりできればOKにし、無理しないことにしているそう。

「たとえば、収納は白いボックスに放り込むシステムに。パッと見はきれいだけど、中身は整えず、ポンポン入れるだけ。ご飯のおかずは、1品つくるごとに数回分多めにつくり、冷蔵庫に保存。出すときは保存容器のまま食卓に並べています」

疲れたときは、散らかっていてもそのままにしたり、食事はデリバリーにするなど、家事をしない選択も。「無理しないことで、家族と笑顔でいられる時間が増えるなら、それでよし! と割りきっています」。

・ワンピース、エプロン(ともにスタイリスト私物)

この特集で紹介している商品は、撮影時に販売されていたものです。店舗により価格や取扱商品は異なります。また、本誌発売時には、仕入れ状況によって同じ商品がない場合やすでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。