タムロンは8月4日、Androidスマートフォン/タブレット用アプリ「TAMRON Lens Utility Mobile」の開発を発表した。年内にリリース予定で、Android 6.0以降かつUSB Type-C端子を備える機種に対応する。iOS版の提供は予定していない。

TAMRON Lens Utility Mobile

同社のミラーレス一眼用交換レンズの一部には、PC接続用のUSB Type-C端子が搭載されている。この端子PC用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」を使った機能カスタマイズやファームウェアアップデートに活用されており、「撮影現場でも手軽にレンズのカスタマイズがしたい」というユーザーの声を受け、モバイル版の開発を決定した。

カスタムスイッチやフォーカスセットボタンの機能切り替え、フォーカスリングの回転方向やレスポンスの設定が可能。さらに、モバイル版専用の機能として、任意の被写体から被写体へスムーズにフォーカスを移動させる「A-Bフォーカス」や記録したピント位置へタップひとつで移動する「フォーカスプリセット」のリモート操作も行える。

発表時点での対応レンズは、28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(Model A063)と35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(Model A058)の2本。なお、モバイル版はレンズのファームウェアアップデートには対応せず、アップデートには引き続きPC版を使う必要がある。