サイズ違いの段ボールを縛るテク。入れ子式なら簡単、きれいにまとまる
なにかとたまりがちな段ボール。コロナ渦で通販を利用する機会がますます増えて、その勢いに拍車がかかっています。たまった段ボールは、大きさもバラバラ。ひもで縛ってまとめるのは、意外に面倒…。そこで、片づけのプロとして活動しているライフオーガナイザーの田川瑞枝さんが、段ボールを簡単に縛る裏ワザを紹介します。
段ボールは入れ子方式でまとめる
大きさがバラバラな段ボールを、いい加減に重ねて縛ってまとめても、中の段ボールが隙間からこぼれてしまいがち。重ね方を工夫することで、これを避けることができます。手順を紹介しましょう。
まず、段ボールの大きさを確認。左から右に向かって大きくなるように並べます(写真いちばん上を参照)。
いちばん小さい段ボールを、少し大きめの段ボールの中に入れます。
入れ子のように、次々入れていきます。
最終的に、いちばんおおきな段ボールの中に、すべての段ボールを収めます。上に重ねるのではなく、中に入れていくので、小さな段ボールが飛び出たりしません。
ポイントは、入れ子の作業をする前に、どんなサイズの段ボールがあるか、すべてを並べてみること。このひと手間が大切です。
ひもをちょうどいい長さに切るコツ
このままでも十分持ち運びできますが、ひもで縛って出すことでこぼれにくくなります。
ひもで縛るとき、なんとなくカットしてしまうと、ひもが短かったり、反対に長くてまたカットする手間ができたりします。これでは、時間もひももムダに。
そこで、ひもの長さをジャストサイズでカットし、一瞬で縛れるコツをご紹介します。
事前に、ひもを段ボールの長辺の4倍の長さにカットします。たったこれだけで、ジャストサイズのひもができ上がります。
大きな段ボールでも、簡単にうまく縛るコツ
用意したひもを、ラクに縛るコツがあります。説明してきましょう。
ひもを2つ折りし、さらにそれを2つ折りします。それが、この状態です。
2度目の2つ折りの中央を、2回ねじります。
このねじりを中心にして、輪の部分が右になるようにします。そのあと、ひもの2つの先端と、輪の部分を上と左に伸ばします。
ひもの中心に、段ボールの中心を持ってきて、重ね置きます。輪の部分は、段ボールの右下の角に引っかけます。
上と左に伸ばしたひもを、中心に持ってきて、輪にくぐらせます。
このまましっかり引っ張って縛ります。ひもの長さはジャストサイズ。でき上がりです。
ちなみこちらは、ひっくり返した状態。裏もきれいに十字縛りになっています。
事前に、輪をつくっておくことで自然と十字ができます。ポイントは、2度ひねったこと。そのおかげで、ゆるんだりせずにしっかり固定できます。
このやり方なら、大きな段ボールをひっくり返しながら縛ることもなし。ストレスがありません。ぜひ、ご参考に。