お洒落で丈夫な最旬タフネスファッション物15選【趣味と遊びのタフネスGEAR】
【趣味と遊びのタフネスGEAR】
ミルスペック、ファイヤーレジスタンス、防塵・防水などの機能を持つタフネスギアに、どうしても心惹かれてしまうのは男のサガ。スタイリストの宇田川さんは、そんな男心をくすぐる堅牢なウエアが最近増えていると話す。
「キャンプを楽しむ人が増え、難燃や防水といったアウトドアで活躍するタフなウエアの人気が高まっています。また、高機能素材がどんどん進化していて、今はナチュラルな雰囲気のタフ素材も多く、日常で着られるお洒落なデザインも魅力です」
素材や作りが丈夫なウエアは、やはり厚手の冬物がメインとなるが、最近は夏に着られるタフウエアも多いという。
「耐久性の高いコーデュラ素材を始め、薄くて涼しい素材でもリップストップで強度を高めたウエアなどが注目されています。頑丈なワークシューズも、ローカットなら夏でも取り入れやすいのでおすすめです」
日常使いできるタフネスギアを身にまとい、武骨で男らしい夏スタイルを楽しみたい。
スタイリスト 宇田川雄一さん
ファッション＆モノ情報誌で活躍するスタイリスト。ビジネスからアウトドア、インテリアまで守備範囲が広い。ウエアを始め、バッグや雑貨に至る最新トレンドを把握する
【ウエア編】
■アウトドア＆ワーク系の高耐久ウエアが狙い目！
アウトドアブームの影響から、難燃生地やリップストップ生地などを使った、軽くて耐久性に優れたウエアが人気です。キャンプが身近になったことでデザインの幅も広がり、日常に取り入れやすいウエアも増加。またDIYなどの趣味も盛り上がっているため、ワーク系のヘビーデューティなアイテムも再注目されています（宇田川さん）
1. DIY作業時などに着用したいタフ素材の注目エプロン
ゴードンミラー
「ワークエプロン」（4180円）
ウエスト部分はモールテープ仕様で、洗車のクロスやカラビナを引っ掛けられるなどDIY作業で活躍します（宇田川さん）
洗車やピット作業での使用を想定して作られたワークエプロン。軽量で摩擦に強いコーデュラナイロンを採用。利き手に左右されないセンターのペンホルダー、ビスやネジなどが取り出しやすい浅めのポケットも搭載。
▲軽いためストレスなく作業できるのも嬉しい
2. キャンプ道具を収納可能！破れにくいギアショーツ
グリップスワニー
「GEAR SHORTS 2.0」（8800円）
丈夫なうえポケットが多く、いろいろな小物を入れて持ち歩けるので、夏の軽装でも手ぶらで出かけられます（宇田川さん）
いまやキャンパーの夏の定番となったギアショーツ。多彩なポケットを備え、キャンプ道具を簡単に持ち歩ける点が特徴。化繊だがコットンのような風合いを持つ。耐摩耗性に優れたサプレックスナイロンを使用している。
▲今季モデルからゆったりとしたシルエットの膝丈に。カラバリ豊富なのもうれしい
3. 膝当てで強度を増した難燃デニムオーバーオール
リーアウトドア
「ダブルニー アウトドアオーバーオールパンツ」（2万2000円）
ダブルニーが着こなしのアクセントに。夏はシンプルなTシャツを合わせたり、ロールアップして楽しめます（宇田川さん）
Leeの本格アウトドアライン「Lee OUTDOORS」のオーバーオール。素材に難燃デニムを使用し、さらに当て布を施すことで、丈夫なワークパンツに仕上げている。普段使いはもちろん、キャンプやDIY作業時にも大活躍！
4. 焚き火やBBQに最適！収納性も高い難燃ベスト
スノーピーク
「Stretch FR Vest」（3万3000円）
肩がメッシュで涼しい、難燃＆撥水仕様のベストです。キャンプではアウターの上から重ね着するのもアリ（宇田川さん）
キャンプで重宝する難燃ベスト。素材には軽量で強靭な上、難燃性を備えたアラミド繊維「ケブラー」とポリエステルスパンの紡績糸を用いた東レの「ダイナモス」を使用。さらにリップストップ仕様で耐久性抜群！
▲前だけでなく後ろにもツールポケットを搭載。財布やスマホを入れられて普段使いにも便利
5. 1枚で着てもサマになるアメリカ綿の極厚Tシャツ
グッドオン
「ヘビージャージーショートスリーブラグランポケットTシャツ」（6490円）
肉厚生地＆すっきりとしたシルエットなので、インナーや重ね着よりも1枚での着用に適したTシャツです（宇田川さん）
まるでスウェットのような存在感を放つ、9オンスの極厚Tシャツ。アメリカ綿100％を使用した、程良い硬さと張りのあるボディが魅力。支える強固縫製、厚みが気にならず動きやすいラグランスリーブもポイント。
▲製品染め後に洗濯乾燥を施しているため、生地はこなれた風合い。着るほど体になじむ
6. 丈夫なリップストップ仕様で短パンにもなる2WAYカーゴ
グラミチ
「ユーティリティージップオフカーゴ」（1万6500円）
軽くて動きやすい、夏に重宝するナイロンパンツです。リップストップなので、薄いのに丈夫なところが魅力（宇多川さん）
格子状に織り上げた、裂けにくく丈夫な高密度リップストップナイロンを使用したカーゴパンツ。グラミチらしいクライミングパンツの機能を持つため非常に動きやすい。普段使いからキャンプやアクティビティまで対応。
▲膝部分のファスナーによってショーツにもなる2WAY仕様で幅広いシーン＆着こなしに対応
【シューズ編】
■タフな作り＆武骨な見た目と快適な履き心地を両立！
タフなシューズといえば、ワークブーツが代名詞。ゴツゴツした見た目の武骨なところが格好良いですよね。こういったワーク・アウトドア系のタフシューズは、以前まで履き心地がイマイチでしたが、現在はアスファルトでもストレスなく履けるようになっています。履き心地や使い勝手に優れながらタフ、というのがトレンドです（宇多川さん）
7. 夏コーデに取り入れやすい堅牢なローカットモデル
ブランドストーン
「BS2036」（2万2000円）
タスマニア生まれのワークブーツで、ぬかるんだフィールドや雨にも強いのが特徴です。履き心地も抜群！（宇多川さん）
サイドゴアブーツの代名詞ブランド、ブランドストーン。堅牢なヌバックレザーを使用したローカットモデルは、着脱しやすくスリッポン感覚で履けるのが魅力。コーディネートを選ばず、季節も問わないので取り入れやすい。
8. サンダルと靴を融合した注目のマウンテンサンダル
ホカ
「ホパラ」（1万6500円）
水辺でも陸地でもシームレスに履ける、靴とサンダルのいいとこ取りの1足。滑りにくいし作りも丈夫です（宇多川さん）
ラバーのトゥキャップを備えたマウンテンサンダル。アッパー内側に配したネオプレンパッドとクッション性＆反発性に優れたソールにより、柔らかな履き心地を実現。クイックレースシステムでフィット感も簡単に調整できる。
9. ゴアテックス仕様の防水アウトドアシューズ
メレル
「モアブ 3 スムース ゴアテックス」（1万9580円）
メレルのハイキングシューズのアイコンモデル・MOABのローカット。タフな上に歩きやすいのも魅力です（宇多川さん）
防水透湿性に優れたゴアテックスメンブレンを搭載した、全天候に対応するアウトドアシューズ。アッパーは風合いの良いフルグレインレザーをベースに、メッシュを用いることで通気性をアップすると共に軽量化を実現。
▲優れたグリップ力と耐久性を持つメレル専用の「Vibram TC5+アウトソール」を搭載
10. タフブランドがコラボした武骨で洒脱なワークシューズ
ダナー
「ダナーフィールド ロー BRR」（3万800円）
ブリーフィングらしい赤いステッチ入りのナイロンとレザーを組み合わせた、専用のフォルスタンにも注目（宇多川さん）
タフで知られるダナーとブリーフィングのコラボモデル。「ダナーフィールド ロー」をベースに作られており、堅牢性は文句なし。ゴアテックス仕様で全天候に対応し、ローカットのため山でも街でも履きやすい。
▲サイドパネルにコーデュラホロフィルエアーを採用。シャークソールはビブラム社製
【カバン編】
■アウトドアで役立つバッグは日常生活においても使いやすい
バッグのトレンドとして、丁寧に扱うよりも、気にせず扱える耐久性を持っているモノが人気です。その結果、アウトドアやミルスペックのバッグに注目が集まり、それを日常に取り入れるのがお洒落とされるようになりました。防水や難燃などアウトドアシーンで役立つ機能を持つバッグは、日常生活でも活躍しますよ（宇多川さん）
11. 武骨な見た目に惹かれる！高強度素材のミリバッグ
MIS
「ROLL UP BACKPACK」（2万8000円）
ショルダーハーネスが肉厚で背負いやすい。ギアループとDリングも付いていて、アウトドアでも活躍します（宇多川さん）
耐水性ウレタンコーティング加工が施された、デュポン社製1000Dコーデュラナイロンを使用したバックパック。雨の浸入を防ぐロールトップ仕様など、見た目も機能もタフに仕上がっている。W34×H48×D17.5cm
▲背面のパッド入りバックパネルはファスナーで開閉可能。中の荷物に素早くアクセスできる
▲ロールトップは開閉しやすく、カバンからはみ出る大きな荷物も持ち運べる
12. ターポリンで仕立てたハードに使えるタフトート
モンベル
「タフトート L」（5390円）
ターポリンはトラックの“ほろ”などに使われるタフ素材。水洗いできるので汚れを気にせず使えるところが魅力（宇多川さん）
強度と防水性に優れたターポリン生地を使用した、アウトドアユースに最適なトートバッグ。開口部とバッグ上部の周囲に配置されたコンプレッションストラップで、荷物量に応じたサイズ調節が可能。W50×H45×D25cm
13. 夏のBBQで活躍する使いやすい難燃サコッシュ
ナンガ
「タキビサコッシュ」（9900円）
ポケットが多彩で、コンパクトなのに意外と荷物を入れられます。ショルダーパッド付きで持ちやすい（宇多川さん）
夏の定番ミニバッグ・サコッシュに、アラミド繊維を混合した難燃素材を使用。キャンプやBBQで火の粉を気にせず使える。同じタキビシリーズのアノラックにジョイント可能。
【財布編】
■財布もタフなら超便利！
カバンと同様に、財布もタフなほうが使いやすい。作りが堅牢なら尻ポケットに入れても破損しにくく、防水であれば雨に濡れても紙幣に影響しないのでおすすめ！
14. 堅牢なヌメ革を使用した長く使えるミニ財布
ブラウンブラウン
「Mini wallet」（2万6400円）
革の繊維が締まった頑丈なヌメ革を使用。コンパクトだがコイン室を搭載し、紙幣も折らずに収納できる。色移りを防ぐため丘染の手法で表面のみ染色。使い込むほど色艶が増し、手になじむのも魅力。W10×H7.5cm
15. タフな防水素材を使った1点物のリサイクル財布
フライターグ
「F50 E.T. WALLET SMALL」（8580円）
使い古されたトラックタープ、廃棄された自転車のインナーチューブなど、タフで防水性が高い素材を使用したミニ財布。リサイクル素材のため全て1点物。紙幣やカードのほか、多少の小銭も収納できる。W11×H8×D3cm
※2022年6月6日発売「GoodsPress」7月号84-87ページの記事をもとに構成しています＜取材・文／津田昌宏 スタイリング／宇田川雄一＞
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